INTERVIEW

BENI、自然体のライフスタイルから生まれた〈ハッピー〉このうえないニュー・シングル“フォエバ”を語る

BENI、自然体のライフスタイルから生まれた〈ハッピー〉このうえないニュー・シングル“フォエバ”を語る

活動11年目を迎えた彼女に気負いは一切なし! 自然体のライフスタイルから生まれた〈ハッピー〉このうえないナンバーで踊ろう!

 昨年の記念すべきデビュー10周年を経て、キャリア11年目を迎えたBENI。「去年はベスト盤を出したり、ツアーしたりして、いままでの私を一度全部アウトプットした感じ。その後、新しいものをインプットしたり充電したりで、いますごくフレッシュな気持ちでいます」と、2014年から今年にかけてを振り返る。新たなインスピレーション・ソースにも出会い、次のステージへの展望も見えてきたようだ。

 「今年〈コーチェラ・フェスティヴァル〉に行ったんですが、いち音楽ファンとしてアンテナを張って、いろんなジャンルのアーティストを観れたので、モチベーションが上がりました。LAではレコーディングもしたんですけど、何にも縛られず、いまの私のフィーリングだけで自然に生まれてきたものを、新しく出会ったプロデューサーとどんどん録っていくというスタイルが新鮮でしたね。どこまで自分のクリエイティヴを掘り出せるかがチャレンジでしたけど、逆に何も考えないでナチュラルにやっていたのですごく楽しかったです」。

BENI フォエバ ユニバーサル(2015)

 この〈ナチュラル〉というキーワードは、現在のBENIを表す重要な要素のようで、音楽に対するスタンスについても「いまは、歌に関してもメッセージに関しても、自然と個性が出てくる感じ。より人間っぽく、もっとオープンに、もっとフランクに、肩のチカラを抜いて。それはやっぱり生き方自体もそういう考えに変わっていったからこそなんでしょうね。パーフェクトをめざすよりは、生っぽさを大事にしたい」と話す。11年目のスタートを切る新たなシングルについても、そのナチュラルな構えは一貫しているようで、すでにライヴでは定番となっている楽曲“フォエバ”を選んだ。

 「曲が生まれて、いろんな場所で生で聴いてもらって、浸透して、より深く〈曲のキャラクター〉を知ってもらうという流れがあったうえでのリリースが自然かなと思って。〈絆〉をコンセプトに作ったので、恋愛だけじゃなくて、友情、家族、仕事仲間とか、いろんな関係に対して大切にしていこうねっていうのを歌っています」。

 この曲は、タミアレディシファンテイジアらも手掛けるプロデューサーのチャック・ハーモニーとソングライターのクロード・ケリーのタッグによるもの。

 「〈ハッピー〉をテーマに曲を探していたなかで、来年、再来年になっても歌えるような曲にしたいなって思っていたので、モータウンチックでクラシック、タイムレスな雰囲気のこのサウンドは、初めて聴いたときにピンときたんです。こういった曲調は親も聴いていたので、あたりまえのように私自身のルーツのなかにもありましたし」と、この楽曲との出会いを語る。

 最近では、特にみずからのルーツに戻った音楽をよく聴いているというBENI。

 「ローリン・ヒルトータルとか、そのあたりの90年代、2000年代のR&Bやヒップホップの感じが、いままた一周して、私が表現したいという部分と重なっていて。次のアルバムは、いまの私を形作ってくれているような〈ルーツの音楽〉をより追求して、私のフィルターを通して表現できたらと思ってます」。

 いまの自然体な彼女から生み出される新たな作品にも、大いに期待できそうだ。

 

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ここではBENIの作品を紹介! 童子-Tによる2008年のヒット“もう一度...”への参加時より、アーティスト名義をBENIに変更した彼女。そのアンサー・ソング“もう二度と...”を含む2009年作『Bitter & Sweet』(ユニバーサル)で新世代の歌姫としての存在感をアピールすると、2010年には松任谷由実“春よ、来い”をサンプリングした“サイン” で話題を呼び、同年作『Lovebox』(同)で自身初のオリコン1位を獲得しました。その半年後には早くも次作『Jewel』(同)を放ち、 2011年作『Fortune』(同)まで、今井大介を中心としたプロダクションで実力派R&Bシンガーとしての真価を発揮することに。 2012年には、現在第3弾まで続く邦楽ヒットの英詞カヴァー集『COVERS』(同)をスタートさせ、翌年のオリジナル・アルバム『Red』 (同)では、今回の“フォエバ”にも関わったUTAや、SKYBEATZらを迎えてサウンド面でも新味を披露。デビュー10周年を迎えた2014年にはBENI名義での初ベスト『BEST All Singles & Covers Hits』(同)を発表し、それまでの活動を総括しています。 *bounce編集部

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