デムダイク・ステアマイルス・ウィテカーアンディ・ストットによるユニットで、実験的な創作を散発的にヴァイナルでリリースしてきたミリー&アンドレアが、5年のブランクを経て急遽フル・アルバムをドロップ。成長著しいテクノ・レーベル、モダン・ラヴの屋台骨を支えるご両人のこと、多忙の合間を縫ってマンチェスターとベルリンに位置する双方のスタジオ間でファイルを行き来させて共作を行ったそうで、レーベルお得意のミニマル・ダブからインダストリアルベース・ミュージックまでをも独自に咀嚼し、ヒリヒリとした緊張感の漂うモダン・テクノに仕上げている。ジュークトラップにもいち早く反応していた彼らだけに、本作もまたシーンに新たな指標を示すはず。そうした意味でも注目の一枚だ。