NYの地下ハウス・シーンを10年以上の長きに渡って牽引してきたレヴォン・ヴィンセント。これは今年の初頭にアナログ4枚組でリリースされて即完売したというファースト・アルバムが日本限定でCD化されたものだ。セルフ・タイトルを冠しているだけあって、本作に込められた強いメッセージ性はハウス・ミュージックが元来持ち合わせていた初期衝動をつぶさに呼び起こす気概に満ちている。