DISC GUIDE

メイズ feat.フランキー・ビヴァリーの89年作やスライ&ザ・ファミリー・ストーンの完全初出ライヴなど、秘宝が続々リイシュー

【IN THE SHADOW OF SOUL:ソウル・ミュージックの光と影】[第84回]気分はザッピー Pt.4

夏の訪れを告げる甘いリイシュー

 今回はまずザップロジャーの復刻タイトルを含むワーナーの〈80s Soul Classics Best Collection 1000〉から。流行の参照元が少しずつ80年代モノへと推移しつつあるなか、定番の千円シリーズも80~90年代が多くなるのは嬉しい限りです。

MAZE,FRANKIE BEVERLY Silky Soul Warner Bros./ワーナー(1989)

 特に重要なのはメイズ feat.フランキー・ビヴァリーの89年作『Silky Soul』で、本国では別格の支持を保ち続けるグループながら、20年以上も新作を出していないだけに未聴の人も多いはず。この久々のリイシューをきっかけに定番は押さえておきたいですね。

 

 

MASON Livin' On The Edge Elektra/ワーナー(1986)

 また、スタンダード感はまるでないものの、オクラホマの兄弟グループであるメイソンの87年作『Livin' On The Edge』は、生音と打ち込みの塩梅がちょうどいいミネアポリス風アーバン・ファンクで、いまこそ聴かれるべきタイプの作品かと思います。

 

 

LEVERT Bloodline Atlantic/ワーナー(1986)

 で、兄弟ということではリヴァートがメジャー・デビューを果たした86年の『Bloodline』も久々の復刻……というか初の日本盤化のようです。歌で魅するソウル・グループ本来の在りようをモダンな80sマナーで展開する様が熱いんです。このシリーズは2か月に渡って続くので、次号でも紹介したく思います。

 

 

CANDI STATON Nightlites Sugar Hill(1982)

 一方、それぐらいの時期にキャンディ・ステイトンが時代に挑んでいた82年のシュガーヒル作品『Nightlites』も待望の再CD化です。フェイム時代こそが至高という人には薦めませんが、これまたちょうどいいディスコで色気もあります。

 

 

VARIOUS ARTISTS Henry Stone's Miami Sound -The Record Man's Finest 45's AOTN(2015)

 さらに発掘系。昨年亡くなった怪物ヘンリー・ストーンに敬意を表し、彼の率いた各レーベルのレアな音源などを集めた『Henry Stone's Miami Sound -The Record Man's Finest 45's』がコンパイルされました。先日ミルトン・ライトのレア音源も出たように、TK系列の秘宝もさらに発見されていきそうですね。

 

 

SLY & THE FAMILY STONE Live At The Fillmore East October 4th & 5th. 1966 Epic/ソニー(2015)

 さらに秘宝なら、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの完全初出ライヴ盤『Live At The Fillmore East October 4th & 5th. 1966』は凄いです。ライヴ盤を念頭に録っていたという2日間4公演をフル開陳。著名曲がないブレイク直前の演奏だけにオーラあり!

 

 

THE FANTASTIC FOUR The Lost Motown Album Kent(2015)

 あと、ファンタスティック・フォーの『The Lost Motown Album』はモータウンに残されたお蔵入りアルバム+αという聴き応え抜群な内容ですので~。

 

※ザップ/ロジャー・トラウトマンの特集一覧はこちら

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