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maximum10 West
豪放な西の猛者たちがメロディアスに揃い踏み!

 昨年11月に惜しまれながら解散したFACTの所属レーベル=maximum10から、関西を拠点に活動する3バンドが〈maximum10 West〉と銘打って新作を同時にリリース!

POP DISASTER Alkaroid maximum10(2016)

 まずは、メンバーの脱退/加入を経て新体制で作り上げられたPOP DISASTERのアルバム『Alkaroid』。ポップ・パンクを主軸としつつ、ギターが2本から1本になったことで歌メロがさらに研磨された今作では、初の日本語詞にも挑戦。人間臭いリリックでエモさも増幅した仕上がりだ。

LOST Back & Forth maximum10(2016)

 次は電子要素が多めのメタルコアを鳴らすLOSTの新EP『Back & Forth』。シーケンスの割合が減少した本作では、鍵盤などの生楽器を積極的に導入。ロック色を強め、壮大さの際立つアレンジが魅力的だ。

waterweed Landscapes maximum10(2016)

 そして最後は、3人組になったwaterweedのEP『Landscapes』。今回はより直情的なサウンドへとシフトし、砂煙を撒き散らすような男臭いメロディック・ハードコアが熱い。重厚な歌メロ/コーラスワークも聴きどころだ。

 カラーの異なる3タイトルだが、どれもメロディアスな面が大きく浮上している点が共通項と言えるだろう。