90年代まではスクリッティ・ポリッティ、2000年代はホット・チップで活動してきたロブ・スモウトンが新たなプロジェクト=ブラック・ピーチズを始動させ、1965からファースト・アルバムをリリースしました。US南部生まれのブルース・ファンク野郎とカントリーマンが船旅中に遭難して、バハマのコンパス・ポイント・スタジオへ流れ着き、現地ミュージシャンと出会ったらトロピカルな作品が出来ちゃって、夜な夜ないろんなクラブでかかりまくってる……みたいな妄想ストーリーが勝手に頭のなかに浮かんでくる感じですが、ライ・クーダー風味のスライド・ギターとポリリズミックなパーカッションがぬるま湯気分にさせてくれたり、ファンキーなニューウェイヴ・ディスコ曲に突如闖入するスワンプなギター・ソロでザワザワしたり、良い意味でフェイク感たっぷり。本気で楽しい一枚に仕上がっております。クレジットにムカイススム(ZONGAMIN)の名前も発見。
ホット・チップのロブ・スモウトンによる新プロジェクト、ブラック・ピーチズ初作は良い意味でフェイク感たっぷりなトロピカル作品
1965