ディム・マックから発表した“#Selfie”(2014年)がEDMの爛熟を象徴するアンセムとなったNYのデュオ。これは昨秋の配信EPをフィジカル化した初のCDとなり、浮揚する意匠の心地良さでメジャー・レイザー“Lean On”を追撃した“Roses”を筆頭に、ティピカルなイメージに終始しない魅力を発揮している。本作以降の“Don't Let Me Down”などトラップ感を強めた近作もカッコ良いので、ここからの展開がさらに楽しみだ。