ジャロッド・ローソンの来日公演でバックを務めていたポートランドの女性シンガーによる初作。抜群の相性を見せるデュエット“All The Time”をはじめ、ジャロッドが全面バックアップした上質のネオ・ソウル~ジャズ盤だ。同郷のエスペランサのバックを務めた経験もある実力派で、ジャジーなバラード群を深く歌い込める声が素晴らしい。ポップな“Nice Guy”などジョヴァンカあたりを思わせる陽性の聴き味も好印象。