全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論、cero、KANA-BOON、雨のパレード、D.A.N.、洋楽ではチャーチズやマーク・ロンソン、タキシード、スカイラー・スペンス、チャーリー・プースといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメのアイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は6月度の邦楽編です!!
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タワーレコード本社にて行われたタワレコメンの会議。邦楽担当の腕利きバイヤーたちがオススメのアイテムを持ち寄り、会議室へ集まります。今回も何百タイトルという新作のなかから選ばれた、計6タイトルの音源を聴き比べ、熱い議論の末にタワレコメン・アイテムを絞り込みました。厳しい予選を勝ち抜いたのは……以下の3タイトル!!
★2016年6月度〈タワレコメン〉邦楽編:選出アイテム
台湾出身のヴォーカリスト・MINを擁する4人組、杏窪彌(アンアミン)がタワレコメンに! キュートなイントネーションが魅力の歌声にオリエンタルなサウンドを加え、人懐っこいエレポップを奏でています。歌詞のユニークさも相まって、とにかくメロディー・ラインが耳に残って仕方がない……。推薦バイヤーも〈いつの間にか一緒に口ずさんでしまう中毒性〉とアピールしていました。
続いて、N'EitaとN'Taichiと兄弟を中心とする6人組、FABLED NUMBERのサード・ミニ・アルバム『A Revolutionary』がタワレコメンに選出されました。推薦スタッフが〈EDMとロックのハイブリッド〉と紹介した彼らのサウンドは、パワフルな打ち込みのビートとド派手なバンド・サウンドを組み合わせた、まさに王道の〈踊ロック〉。英語と日本語をシームレスに繋げたヴォーカルもフックたっぷりで、会議メンバーからも〈これはクセになる!〉と高評価を受けていました。
最後は、松田“CHABE”岳二と沙羅マリーのデュオに、元Riddim Saunterのリズム隊である古川太一と浜田将充、そしてギタリストの堀口チエが加わった5人組、LEARNERSの初作『LEARNERS』がタワレコメンを獲得しました。往年のガールズ・ポップやロックンロールをスウィンギン&パンキッシュにカヴァーし、ただいま人気急上昇中。手練れのメンバーたちが火花を散らすライヴ・パフォーマンスも人気を集めており、特に堀口の卓越したギャロップ奏法に骨抜きにされるオーディエンスが後を絶ちません。6月15日にリリースされるライヴ音源付き写真集「Absolute Learnes」も要チェック!
4月度の選考を勝ち抜いたのは上記の3作品でした! アイテムはいずれもリリース済み。入荷状況は店舗により異なりますので、気になる方はお近くのショップへお問い合わせください。次回は2016年6月度のレポートをお届けしますので、お楽しみに!