昨年〈フジロック〉の〈ROOKIE A GO-GO〉に出演したことで話題を呼んだ大所帯ファンク・バンドによる初の全国流通EP。MCのKTwigzが先導するアンサンブルは、JBsの流れを汲みつつもヒップホップからフュージョン、ディスコなどを呑み込んだミクスチャー感が際立っており、いなたいギター・ソロもトークボックスも飛び出す猥雑さが楽しい。新たなパーティー・バンドの登場を告げるご機嫌な一枚だ。