アナログブームが覚めやらぬ昨今、レコ屋でアナログを聴かなそうな人がレコードをチェックしている姿を見かける。しかし、そんな流行に左右されずレコードを昔から愛し続ける人も多い。その一人が湯浅学さんである。『CDジャーナル』に連載しているものを中心に構成した著書。紹介する盤をエフェクトがかかった写真で撮り載せている。全て湯浅さんが撮っており、生活感が垣間見えつつもお洒落なので写真集と言いたくなったりもする。様々な方法でレコードを視聴し、独自の視点と言葉で紹介している。CDしか聴かなくても興味深く読み進められる。読み終えたらレコ屋に駆け込みたくなる一冊。
湯浅学が2010年以降の約120枚のアルバム取り上げた、連載/レヴュー/書き下ろし中心の随筆集「アナログ穴太郎音盤記」
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書籍