都内を中心に活動するインディー・ポップ・バンド、THE LOST CLUBのファースト・アルバム『僕は停滞気味』が4月19日(水)にリリース決定。同作より“The Hole”のミュージック・ビデオが公開された。
2010年の結成後、熱きネオアコ精神を胸に抱きながら、気怠い歌声とペラペラに乾いたギター・サウンドで白昼夢の如きインディー・ポップを奏でてきたTHE LOST CLUB。自主制作で発表した3作のEPやラッキーオールドサン“やりたいようになりたいように”への参加でも注目されるなか、今作『僕は停滞気味』が初の全国流通盤となる。
公開された“The Hole”は、頭打ちのビートとあっけらかんとしたキーボード・フレーズを〈ウォール・オブ・サウンド〉な音響で味付けしたナンバー。クリスタル・スティルツやレヴォネッツを彷彿とさせる、エコーの効いたヴォーカルとジャングリーなギターが甘く郷愁的なサイケデリアを醸している。ドラムはなんとMPCの手打ちだそうで、その抑揚の無さがむしろ絶大な昂揚感に結びついたアレンジから、思い出さずにいられなかったのがベスト・コースト“Boyfriend”のリンドストロームによるリミックス。久しぶりに聴いてみたら最高だったので、“The Hole”の次はこちらもチェックだ。