ボルチモアのドリーム・ポップ・バンドによる8作目は、全18曲を4章に分けたコンセプト・アルバムで初のセルフ・プロデュース。いままでにないアコギやシンセ、ストリングスを多用したシネマティックなサウンドに驚かされるが、それらは本当に美しく、感傷的。キャリア史上もっとも洗練された作品と言っていいだろう。ミックスはアラン・モウルダー、ストリングス・アレンジはデヴィッド・キャンベルが担当。