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CDで聴けるMonyHorse、PETZ、Junkmanの軌跡

 MONYPETZJNKNMがここに至るまでずっと注目を集めてきたのは、メンバー個々のそれ以前からの活動が知られていたからでもあるだろう。一般流通のCDで現在入手が容易なものを見ていくと……わりと最初期になると思われるのが、RAU DEFの2012年作『K.T.A』収録の“#ちゃけぶFame”だ。ここではPETZと、当時4649dzと名乗っていたJunkmanが顔合わせしている。

 その頃MonyHorseは、同じ団地に暮らすKOHHに触発されてマイクを握り、KOHHの『YELLOW T△PE』(2012年)収録の2曲でフィーチャーされていた。GOKU GREEN“チョーヤバイ”(2013年)やY'Sの“プリンス”(2014年)にもKOHHと共に参加したほか、Vito Foccacioの“g.h.o.s.t.”(2013年)やZeebraの“真っ昼間 New Boys Remix”(2014年)にも抜擢されて知名度を上げた、2014年には、当時Tokarevと名乗っていたJunkmanが十影の人気曲“COOGI”にフィーチャー、PETZはQNの“HYPERTEXX”に参加していた。ここまでがYENTOWN前夜の状況ということになる。

 そしてYENTOWNが結成された2015年。MonyはKOHHの“V12 -V型12気筒-”と“俺らの生活”に参加している。ただ、この前後の作品でもっともチェックしとくべきはSEEDA×DJ ISSO監修のコンピ『CONCRETE GREEN 13』で、ここには3人の揃った“TOKYO DRIFT”があるほか、SEEDAの“BUSSIN”にはJunkmanとkZmがフィーチャー。他にMonyはO-JEEとの“Day Dream Stoner”を提供していたりもした。また、十影の『THE LIZARDMAN SHOW 2 Mixed by DJ KEN WATANABE』では“いつでも”にJunkmanが出演。さらにMEGA-GとDOGMAのコンビ=STONEDZのアルバムでは、BESら文字通りの8人でリレーを繰り広げる“HATEFULL 8”にて3人がマイクを握っていた。同年にはバウアー“Night Out”には、YENTOWNから5名をフィーチャー。今年に入ってからだと、O-JEEの『粋』にはMonyが2曲に駆けつけていて、そのうちの“33000ft”ではまたもやDOGMAと手合わせしているのでこちらもチェックされたし。今後は個別での活躍もよりいっそう増えていきそうだ。 *狛犬

 

MONYPETZJNKNMのメンバーが個々で参加した作品を一部紹介。