YENTOWNで活動中のkZmが発表する2年ぶりのフル・アルバムは、引き続きChaki Zuluのトータル・プロデュースのもと、前作超えの幅広いコラボが実現した意欲作に。ダークでマッドな前作からアグレッシヴに間口を広げた音楽性もまた、次なるステップとして疑いないクォリティーを放つ。ケニー・ビーツとのLA録音“GYAKUSOU”をはじめ、MonyHorseとのカオティックな“バグり”、Tohjiとのロッキンな“TEENAGE VIBE”、5lackやBIMとの再共演など、話題多きアルバムの中でも、野田洋次郎(RADWIMPS)、小袋成彬との共演は改めて彼を知らしめるに十分なはず。とりわけ小袋と瑞々しく情感を滴らせる“Anybody..”は、両者にとって新機軸ともいうべき、予想の軽く斜め上を行く仕上がりだろう。