ザラッとした筆致で日常の風景を描くブルージーな“90's TOKYO BOYS”や、孤独な心境を見つめたデジタル・ファンク“Star Light”をはじめ、歌詞の深みから〈素〉の表情が窺える7作目。フィリー・ソウル風のストリングスやダブの導入に挑戦した曲もあるが、猫讃歌の“NEKO”など、ノリを活かしたシンプルでパワフルなバンド・サウンドが全編を貫いていて、いつになく初期衝動的な立ち姿が胸に迫る。