26歳の才気溢れるプレイヤーたちがついに作った、〈26歳〉の音
――OKAMOTO’Sが語る〈2017年のロック〉について
ショウ「等身大です。当たり前すぎて書かなかったことをたくさん書いています。26歳の男子が作っているアルバムです、というところが出せたかと」
コウキ「素に近いのかもしれない。そこが今までとの一番の違いです」
ハマ「年齢に伴ってきたとよく言いますが、それを意識しているのがまず面白いなと思っていて。自分達のことなのに実年齢ぽいって(笑)。僕らは常に世間とのギャップを気にしてきたんだなと改めて感じました。逆に言うと、今回は狙いが達成できたから口に出せるというか」
レイジ「これまでは、〈ここにマニアックなフレーズ入れたい〉という様な気持ちが先行してたんですけど、でもよくよく考えたらこのフレーズって嬉しい人いるのかな、わからないかもしれないしな、っていう。いい意味で、醒めきった部分もあったのかもしれないです。やっぱり自信がついたんじゃないかな」
ショウ「これまでで一番、4人の感じが出たと思う。ひとりでのめり込みすぎても、器の大きさは決まっていて、そりゃやり続ければ満タンになっていくよなって。そういうやり方をやめてみて、これからはみんなのエキスで埋めたいなという思いがずっとあって。今回は〈4人〉ということを意識して作りあげました」
ハマ「言っていることと、書いていることと鳴っていることがリンクした。今回は聴いてもらえれば、なるほどねと感じてもらえる作品ができた。ようやく、言いたいことは音楽で言えよって言われなくなる(笑)」
ハマ「半分冗談で、メジャーデビュー・アルバムと言ってます(笑)」
レイジ「最近、Apple Musicを使うようになって。話題の新作がボンボン聴けるじゃないですか。もう追いつかなくて。そこで、一回、世界中のミュージシャンが新作リリースするのやめてくれないかなって思って(笑)。まさに『NO MORE MUSIC』っていう。そういうリスナー的観点もあるし、作り手的な観点でもそう思うっていうふたつの目線が混在しているのが2017年っぽいなと思います」
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