エイミー・オールスナーを中心としたブルーミントンの5人組による新作は、捻じれたセンスがクセになる一枚。どれもコード進行がヘンテコで、その収まりの悪さに奇妙な聴感を覚え、アレンジもローチェスっぽいフォークからガレージ・ロックへと発展する“Sunday Meal”ほか一筋縄ではいかない。だけど、サラッとした歌声のせいか難解さゼロのポップソングにきちんと着地しているんだから……恐れ入りました。