現代最高のカウンターテノール、ジャルスキー。アルバムリリースにも精力的で「オルフェオ」にまつわるユニークなコンセプト・アルバムから次にお届けするのはヘンデル。数々のこの作曲家の舞台に立って来た彼が、今まであまり歌われる機会のない作品に焦点を当てて、自身にとって初めてのヘンデル・アルバムが出来ました。輝かしきその声と共に表現には聴き手をぐいぐい引っ張るような雄々しさ、力強さがあり、ヘンデルを歌うのには本当にびったり。改めてこの稀有な才能にほれぼれとしてしまいました。アルタセルセとの息の合ったアンサンブルも見事です。