③「different container」
設楽「ヒム子だね。これはちょっと間に合わなかった感があるネタだね、俺は」
日村「これはちょっとねー、歌がもう少しね」
設楽「歌がね(笑)。歌の出来上がりがギリになっちゃったから、練習があんまり出来てないんだよね」
日村「そうだね、もう少し練習したかったよねぇ」
設楽「あれね、詰めきれてないんですよ、全体が。まぁそんなのここで言ったってしょうがないんだけど(笑)」
日村「あはははは。結構ギリギリまで覚えよう覚えようとしたんだけど、覚えきれなかったんだよね」
設楽「そうこれはね、間に合わなかった(笑)」
日村「間に合わなかった(笑)」
一同「(笑)」
日村「申し訳ないというかね」
設楽「ちょっとね、日村さん歌覚えるの早いからということで、このネタを結構あとにしちゃっていて」
日村「あーそうか」
設楽「そしたら意外と覚えづらかったっていうね。だから反省というか悔やまれるネタというか、本当はもっとイケたはずなんだけど、そういうのが全体に影響するんですよね。遅れてきたりとかセリフがふわっとするとか」
日村「ね」
設楽「ま、でも前からのネタのキャラクターが出てくるっていうのはずっとやってる感もあってね」
――たしかにヒム子が出てきた時、お客さんから拍手が上がっていましたね。
日村「それだけにね(笑)」
設楽「悔やまれる(笑)。またいつかリベンジしたいですね(笑)」
――ヒム子を演じている日村さんがすごい楽しそうでした。
日村「そうだね、これ基本的にすごい楽しいんですよ、ずっと楽しい感じのネタではありますし」
設楽「なんか『日村がゆく』(AbemaTV)で、日村さんがオネエと収録した時のオネエの話を稽古中にすごい聞いていて、俺、それがすごい面白くて。それでこれをまんまやろうかって言ってやってたんですよ」
日村「そうそうそう、まんまね」
設楽「ペニクリ~とかね」
――ネタの中で結構丁寧に説明されていましたね(笑)
日村「そうそうそう。〈ありなし〉とかね」
設楽「昔アイスコーヒーとか頼む時に、砂糖とクリーム〈ありあり〉とか〈ありなし〉とか言ってたじゃん。その感じが面白いと思ってね。今あんまり言わないのかな」
日村「あ、でも俺飛行機に乗った時にCAさんには言われたよ。〈ありですか? なしですか?〉って」
設楽「え、どういうこと? ポ○チンがってこと(笑)?」
日村「いや砂糖とクリームよ(笑)。〈ありですか? なしですか? あ、なしなしですか?〉って」
設楽「ふふふふふ(笑)。でもオネエのやつだと〈なしなし〉しかわかんないよね。〈ありなし〉だとどっちがどっちだか」
日村「そうだよね」
設楽「っていう感覚から、キ○タマと竿がどっちがありなしなのかっていう」
日村「竿だけ取ってタマだけ残すなんてありえないってのがすごい面白くて」
設楽「タマだけあったら面白いなぁって言ってね」
日村「たしかに想像したら面白くてね(笑)」
設楽「そう、それだけに悔やまれるネタでした(笑)」
日村「あっはっはっはっはっ」
設楽「まぁまぁしょうがない(笑)」
④「何でだ!」
――これは日本語のタイトルだったようですが。
設楽「いつもタイトルってネタバレしないようにっていうのが一番なんですけど、抽象的でわからないから裏では別の日本語で呼んでるんですよね。一番始めのネタだったら〈オープニング〉とか。で、ギリギリでタイトルを付けていて。だから俺ら英語のタイトル言われても正直なんだかよくわかんないんですよね(笑)」
日村「ははははは」
設楽「通常はネタがバレないようにっていうのがあるんですけど、でもこれはあえて〈何でだ!〉ってそのまんまで。で、これ日村さんがたくさん〈何でだ〉って言うんですよね。低いツッコミの〈何でだ〉とか、〈いや、何でだ〉とか、いろんな〈何でだ〉を言うっていうネタで。しかも〈何でだ〉ってタイトルも付けてるのに、何日目だっけなぁ」
日村「初日」
設楽「いきなり」
日村「〈どした〉って言っちゃって」
一同「(爆笑)」
設楽「あはははは。俺もうビックリしちゃってさ(笑)」
日村「俺もー(笑)。俺もビックリしちゃって(笑)」
設楽「そんなことありえないってね(笑)」
日村「そこ、つかみで一番ウケるとこなのに」
設楽「俺が包帯グルグルのすごい格好で出てくる時にね」
日村「俺がそれを見て〈どした?〉って言っちゃってね」
設楽「俺もう笑っちゃって、嘘だろって思ったけど、やっぱ間違えちゃうんだよね」
日村「こんなミスがねぇ。すごいね」
設楽「今のはDVDには入ってないけど。いやぁ、あれは驚いたね」
日村「驚いたなぁ。でもこのネタすごい楽しかったな」
設楽「これね、面白いよね。バカみたいだから」
――音楽に合わせてステージいっぱい走ったりしていましたね。
設楽「あれ本当は別の曲で考えてて、ギリギリまでドラゴンボールにしようと思ってたんだよね(笑)。別に全然どっちだっていいんだけど(笑)。だから野沢雅子さんのネタとかも入れたりしてたんだけどね」
――あと、このネタ中にスマホで撮影していたシーンがありましたが、その撮影した写真が今回、DVDのタワレコオリジナル特典の〈ステッカー〉として仕上がりました。
設楽「(ステッカーの絵柄を見て)お、出来た? おぉ、すげぇ!」
日村「あ、これうれしいな~」
設楽「これ、超バカみたいだね(笑)。すげぇこれ。これが2枚セットでもらえるんだ」
――ランダムで2枚セットになります。
日村「これすごいね(笑)。躍動感あるね」
設楽「ジャンプもしてね」
――すごい瞬間のショットですね。
設楽「すごいねぇ。毎日撮ってたから一番いいやつをね。これ日村さんおもちゃみたいだね(笑)」
日村「ねぇ、出てない?」
設楽「え?」
日村「キ○タマ」
一同「(爆笑)」
日村「キ○タマ出てたら最悪だからさ(笑)」
設楽「キ○タマ出てないよ(笑)」
日村「これはやっていて本当気持ち良いネタだったね、笑いの仕掛けも山ほどあったから。面白いですよね、どんどんそれを繰り出していくっていう」
――日村さんがずーっと歯を磨いていたり。
日村「これは毎回長さが違って、すごい長い時もありました。笑うまでやろうって。全然笑ってくれないから磨くしかないっていう(笑)。3~4分磨いてた時もあったかも(笑)」
設楽「あと奇跡的なことがあってね。この日村さん演じる芸能人の衣装を頼む時に、〈そこまで若手じゃない、かと言ってすごい大物の感じでも無いね〉〈年齢は俺らくらいだけど、格好をちゃんとしてる感じがいいよね〉っていろいろ話をしていて。やっぱり我らがリーダー、渡辺正行の存在を考えて〈あ、リーダーみたいな格好かな〉って言って、リーダーの画像を検索して、〈リーダーが着ていたこんなイメージの衣装を借りれたらいいよね〉って衣装さんに話をして頼んだんですよ。で、頼んだやつが何パターンか来たんだけど、それが本当にリーダーに貸し出しをしていたっていう衣装で」
日村「たまたまだよね」
設楽「そう、〈このイメージ〉って言ったやつが、まんま来たっていう」
日村「だから俺が着ていた衣装、リーダーが着てたやつなんです」
設楽「この日村さんが着てる黄色のレオタードとかも最初はネット通販とかで買ったやつでやっていたんですけど、日村さんがうまくツルンって脱げるやつが無くて、これは作ってもらってね」
日村「そう、作ってもらった。僕だけの特注です」
設楽「何着か作ってもらってね。収録の日は新しいの着てたよね」