お笑いコンビ、パーパーのほしのディスコが本名の星野一成としてCDデビュー! 6月8日(水)にリリースされるEP『ほしのディスコEP』を記念して、タワーレコードでは〈TOWER PLUS+ 星野一成特別号〉を発行! ここではその中面に掲載されたインタビューを掲載いたします。TOWER PLUS+ 星野一成特別号は、タワーレコード全店にて配布中です!
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かねてからTV番組やYouTubeでは歌が上手い芸人として話題だったパーパー・ほしのディスコが、本名の〈星野一成〉としてメジャーデビュー! 自信の恋愛経験を元に作られたというミディアムなラブソング“いとしの悪魔ちゃん”を始め、名バラード“星の降る夜に”、曲名は笑えるけどカッコいいディスコ調“星のDISCO”、そしてまるでミュージカルのようなビッグバンドを従えた“歩いてゆこう”といった楽曲を収録。本格派シンガー星野一成が、ここからさらなる一歩を歩み始める!
――ほしのディスコと星野一成の違いは何ですか?
「星野一成は本名なので、より素の自分に近いものを出せると思います。ほしのディスコの時はお笑いを演じているようなイメージで、オンとオフがあるから、仕事が終わると物静かな感じに戻ってます(笑)。そういう時に音楽を聴くんですけどね。そういう音楽を好きな気持ちとか感情は、本名の方が表現しやすいかなと思って、アーティスト活動の時は本名でいくことにしました」
――音楽活動においては笑いの要素は一切なし?
「そのつもりでやってます。芸人仲間からは〈何やってんだ、お前は芸人だろ〉って言われますけど、芸人さんでも歌を出してる方はいっぱいいますからね。とはいえ、みなさん企画的な感じで出すことが多いので、それともまた違って、音楽も本物志向のシンガーとしてやるつもりです」
――歌の勉強はされたのですか?
「それが全くの独学で。カラオケが趣味で、どうやったら高音が出るかとか、カラオケを録音しながら研究しました」
――今回のCDには、寺岡呼人さんが作詞や作曲で参加されています。寺岡さんとはどういうやり取りをしましたか?
「テレビ番組でご一緒して、僕の歌声のことを〈ギフトだ〉と言ってくださったので、調子に乗って〈寺岡さん曲作ってくださいよ〉みたいなことを言ったんですね。もちろんダメ元だったんですが、寺岡さんからご連絡いただいて、実際に作っていただくことになりました。寺岡さんからは特にオーダーもなく〈そのままで大丈夫〉ということだったので、そのまま歌っているんですが、きっと、寺岡さんが僕に合う曲はこういう曲だ、というのを直感で理解して作っていただいてるんだと思います」
――寺岡さんは今回デビューするドリーミュージックの大先輩にあたるわけですが、例えばお笑いだと同じ事務所のバカリズムさんや狩野英孝さんにネタを提供してもらうなんて考えられないじゃないですか。そういう先輩に歌詞や曲をいただくというのはどういう気持ちですか?
「たしかにそうですね(笑)。お笑いだと、これまで10年近くやってきて積み重ねてきたものとか自分のこだわりも一応あるし、先輩からのネタなんて恐れ多くてすんなり受け取れないですけど、音楽は、自分よりすごい知識を持ってる方がたくさんいるので、提案していただいたものを全部やってみたいという気持ちになりますね」
――かねてからメジャーデビューを目標にしていると公言していましたが、夢が叶った今の気持ちはどうですか?
「今までは〈芸人の中では比較的歌が上手いほう〉みたいなくくりで捉えられてたと思うんですけど、本気でやるからには本物のアーティストの方々と並べられるわけで、そんな中でどれだけ通用するのかっていう不安も当然あります。それは、Perfumeさんやクリープハイプさんを始めとするたくさんのアーティストの方々が好きで、リスペクトしているからです。でも、メジャーデビューは叶わない夢だと思ってたので、今回声をかけていただいて幸せな気持ちの方が大きいですね。特にCDはいまだによく買いますし、CDも出したいと思っていたので本当に幸せです。CDが好きすぎてCD屋さんで働いてたこともあるんですよ、タワーレコードさんじゃないんですが……(笑)」
――(笑)。ひとつ大きな目標が叶って、じゃあ今後はシンガーとしてどうなっていきたいですか?
「メジャーデビュー、CDデビューがゴールだと思ってたので、そこから先は考えてなかったんですけど、やっぱり2022年は歌で勝負して年末の〈紅白歌合戦〉に出たいですね……」
――年末のお笑いの賞レースは目指さず?
「毎年M-1グランプリにもユニットを組んで出てたんですけど、今年はM-1よりも〈Mステ〉に出たいですね(笑)。〈Mステ〉出て、〈紅白〉にも出て(笑)。いきなり頂点を目標にしてしまいましたが、そこに向けて頑張っていきたいと思います。そこでPerfumeさんと共演できたら一番嬉しいですね。アーティスト対芸人ではなく、アーティスト同士で対等にお話ししてみたいです……緊張で一言もしゃべれないと思うんですけど」
――対等ということは、もうファンではなくなってしまう(笑)?
「いやいや! 今後もちゃんと自分でチケット取ってライブにも行きますから(笑)! そこは変わりません」