西東京を拠点とするクルー、嗚呼のメンバーによる初のソロ作。渋く響く声色で堂々とスピットする姿は、沸々と静かなる闘志を感じさせるもの。〈誰の側にもいるアイツ〉を描写した“Round and round”、過去を見つめて未来へと進む“Future, Past, Now”など、独自のリリック世界は安定感抜群で、全曲セルフ・プロデュースした重たいサウンドの統一感も作品のオリジナリティーを高めている。