破格のスケール感や強烈な叙情性、トレンドを抑えたサウンド・プロダクションなど、多くの称賛を集めた前作から約1年ぶりで新作が到着。日本語詞も飛び出した先行シングルを含める全10曲は、これで3作連続ということもあり、もはや盟友感もあるクリス・クラメットをプロデューサーに迎えて制作された。ゲスト・ヴォーカルにフィンチのネイト・バーカロウを招聘した“T R A N S l a t e d”では、冒頭に登場する某映画の名フレーズと壮絶なまでにラウドな音塊に度肝を抜かれつつも、爪弾かれるギターが心地良い“Right and Left”や、鍵盤が軽やかに弾む“The Happy Song”など、キャッチーで耳に残るメロディーや歌の印象的な楽曲がさらに増加。より多くの支持を集めそうな快作だ。