INTERVIEW

あいみょん 『瞬間的シックスセンス』 〈第六感〉を信じて駆け抜けた成果がここに

あいみょん 『瞬間的シックスセンス』 〈第六感〉を信じて駆け抜けた成果がここに

〈NHK紅白歌合戦〉に初出場し、〈時代のアイコン〉となったシンガー・ソングライターのあいみょん。ニューアルバム『瞬間的シックスセンス』はフォーク/歌謡曲由来のメロディーと現代的なアレンジ、〈作家〉としての高い資質を感じさせるユニークな歌詞が融合した2019年を代表する一枚に仕上がっている。〈第六感〉を信じて駆け抜けた成果がここに。

SNSを通じて楽曲の素晴らしさが評判を呼び、サブスクリプション・サービスでは年間を通じて複数曲が上位にランクイン。ドラマや映画の主題歌も多数手掛けるなど、一躍〈時代のアイコン〉となったシンガー・ソングライターのあいみょん。昨年末には〈NHK紅白歌合戦〉に初出場を果たし、若者だけではなく、幅広い世代にその存在を印象付けた。本人はそんな一年を〈ホンマに一瞬やった〉と振り返る。

「充実した一年を過ごさせていただいて、出会いも多かったですし、毎日常に何かやってました。そういう中で、考え方は結構変わったなって思って、止まることなく作品を作りたいっていう気持ちは、やっぱり自分が作家やからやなって思うようになりました。シンガーソングライターでもあるけど、それも全部ひっくるめて作家やから、特に歌詞はいくらでも書き続けられるなって」

あいみょん 瞬間的シックスセンス WARNER MUSIC JAPAN(2019)

大きな注目が集まる中、ニューアルバム『瞬間的シックスセンス』が完成。〈紅白〉でも披露された代表曲“マリーゴールド”をはじめとしたシングル3曲はもちろん、アニメ映画「あした世界が終わるとしても」の主題歌“あした世界が終わるとしても”と挿入歌“ら、のはなし”など、話題曲が詰まった作品となっている。

「タイトルはアルバム制作に入る前から決めてました。2018年は瞬間瞬間がすごく大事で、迷ってる暇がない状況やったんで、感覚で行くしかなかった気がして。あと〈芸術は第六感が大事やな〉っていうのも思ってて、五感だけでは生めへんものがあるというか、もの作りに関しては、自分の第六感が働いてる気がして」

フォーク/歌謡曲的なメロディーの良さはもちろん、複数のプロデューサーが参加していて、洗練されたビートのR&Bからアッパーなパンク、シンプルな弾き語りまで、アレンジの自由度が高いのもあいみょんの特徴。クレジットには、シングルの表題曲でお馴染みの田中ユウスケ(agehasprings)に加え、関口シンゴやトオミヨウといった手練れの名前が並ぶ。

「関口シンゴさんにはチャレンジしたい曲を投げることが多くて、“二人だけの国”は『失楽園』がモチーフなんですけど、〈運命共同体同士〉っていう歌詞の字面が良くて、一直線に歌ってみたら、お経っぽくなりました(笑)。トオミヨウさんは私がただのファンなんですけど、特にバラードがすごい。“ひかりもの”で初めて生のストリングス・カルテットを入れてもらって、すごく感動しました」

ラストを締め括るのは、アイゴンこと會田茂一がサウンド・プロデュースで参加した約一分半のオルタナ・ナンバー“from 四階の角部屋”。〈始まったときから終わってる〉という破れかぶれな歌詞と、フリーキーなトランペットとともにアルバムは幕を閉じる。

「“from 四階の角部屋”は私がこれまでリリースした中で一番短い曲。一曲目が〈夜は長いから〉って歌う“満月の夜なら”なので、最後は“GOOD NIGHT BABY”にしようと思ってたんですけど、“from 四階の角部屋”の置く位置がわからんってなって(笑)。“GOOD NIGHT BABY”からちょっと時間を空けて始まって、キョトンで終わっちゃう感じが面白いかなって」

2月18日には、日本武道館でのワンマンも決定。360°を観客に囲まれたセンターステージで、弾き語りライヴが行われる。

「大きい会場でもやりたいけど、近い距離感でやりたくて、それができるのはシンガー・ソングライターならでは、弾き語りならではだと思うんです。武道館はデカいからこそ、初めて立つなら絶対一人がよかったので、実現できてすごく嬉しいですね」

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