デビュー10周年記念ソング“必要になったら電話をかけて”やAvec Avecがアレンジした同曲の新ヴァージョンも収めた一枚。詩的なトーンと行間の豊かさはさらに味わいを増し、ビターで哀愁が深くても、心地良いリズムに乗せることで軽妙洒脱。ギター・カッティングとシンセとの噛み合わせも素晴らしい。時に80年代のポップスを薫らせつつ、2019年の暮らしぶりが伝わってくる不思議。いつまでも浸っていたい。