単なる生音志向というのではなく、ディープ・ファンク以降のレアグルーヴ感覚に根差した(いわゆる)現在進行形ファンク・バンドが世界各国のフロアを賑わせるようになったこの10年ほど。シャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングスばりに女性シンガーを擁する編成で注目されているのが、2005年に東京で結成されたQ.A.S.B.だ。
フロントを守るAmy AはJBファミリーの歌姫たちを連想させる歌いっぷりで、演奏陣もJB'sや初期のクール&ザ・ギャングらの多大な影響を受けつつ、ダンサブルなヘヴィー・ファンクから濃厚なスロウまで基本的にはオリジナル曲を披露。早くから7インチが欧州のファンクDJやコレクター間で話題となっていた。で……昨年9月にアナログ限定でリリースされたセカンド・アルバム『Q.A.S.B. II』が、RYUHEI THE MANのミックスCD収録などで評判が過熱した結果、今回めでたくCD化! そのRYUHEIのプロデュースで7インチが即完した“The Mexican”をはじめ、ファンキーな咆哮と情緒の入り交じるこのソウルフルな熱気を体感すべし!
▼関連作品
ブランズウィック音源を用いたRYUHEI THE MANの最新ミックスCD『THE MESSAGE FROM BRUNSWICK ~It's A Windy City World~』(OCTAVE)
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