現在進行形で特大ラテン・ポップ現象を巻き起こしているプエルトリコのスターから、ベスト盤を挿んで5年ぶりの新作が到着です。泣く子も踊る“Despacito”をダディ・ヤンキーとのオリジナル版とジャスティン・ビーバーとのリミックス版で、さらにクリーン・バンディットの“Calypso”も収録していて、ともすればそれらの既発曲ばかりに気を取られてしまいそう……。なのですが、“Despacito”チームで挑んだバラードやオーセンティックなメレンゲ、オズナ客演のレゲトンにコールドプレイ風のビッグ・スケールな叙情派ロックなど、シングル級の良曲が次から次へと登場し、先のベスト盤よりもベストっぽく聴こえてしまうのだがら凄い! 滑らかなセツナ声も絶好調で、これが王者の余裕と貫禄か!