ソロ名義のスタジオ作としては通算3枚目となる今作は、いままでの作品の流れを汲んだトム・ヨーク節炸裂のミニマル・エレクトロ・ポップ! のはずだが、以前からライヴでも披露されていた楽曲もあることから、フレーズやリズムに新しさはないのに、聴くほどにどこに焦点を当てて聴いているのかわからなくなるような違和も感じられる。これらの楽曲が〈フジロック〉でどのように迎えられるのか楽しみだ!