平和嶌「1年が経つのは早いもんですね。何もしないうちに〈TOKYO IDOL FESTIVAL〉の季節が巡ってきました」

ピ~ス!久保田「本題に入るのが早いね。まあ、年に一度の祭典だけど今年はバババッと出演者の発表があった感じがするかな」

平和「発表がいつ出るのかわからないんで、校了ギリギリのタイミングまでラインナップを見たりしてたんですけどね。今年は6月19日の時点で111組がラインナップされています」

ピ~ス!「あと数組は決まってくるんだろうけどね。とはいえ、これまでのTIF史を彩ってきた名グループたちのなかでも、必ずしも絶対的に参加するわけではないっていう傾向が見えてきてるよね。大きいワンマンが先に決まっていたりとか、事情はいろいろなんだろうけど」

平和「特に地方の著名なグループは、パッと見だと減ったようにも思えますね。とりわけ西日本の人たちは思った以上に少ない気がします。特に九州とか……」

ピ~ス!「というか、TIFじゃなくてもいまは全国各地でいろんなフェス形式とか対バンのライヴ・イヴェントはあるからなあ。九州でもガールズ・ポップ系の大きなイヴェントがあるよね。権威が分散したのかもしれないな」

平和「ただ、それでも現時点で111組ですからね! 今年も昨年に続いてできるだけ出演アクトの盤を紹介しようと思ったんですけど、やっぱりこの時期は新作リリースもメチャクチャあるし……去年と比べると、いろんな人たちの盤がタワレコで入手できるようになってたことに気付くんですよ」

ピ~ス!「去年も同じ話をしたけど、それは大きいよね。載せられるものはできるだけ載せるんでしょ?」

平和「そうですね……ひとまず現時点では途中のラインナップ発表までしか把握できてないんですが、今月はそのなかからひとまず6月から7月初旬の作品を中心に紹介してみました。7月もいろいろ見えてるので続きは次号で!」

ピ~ス!「説明ありがとう!」

 

 

アイドリング!!! キュピ❤ ポニーキャニオン(2014)

この最新シングルではかつてないほどラヴリーな魅力を振り撒いてくれたアイドリング!!!は、今年もホスト役としてTIFを思いっきり盛り上げちゃいますよ。個性派揃いのエンターテイナーぶりは、言わずもがな一見の価値あり。今回もいろんなフォーメーションが観られるのかな? *久保田

 

 

アイドリングNEO Sakuraホライズン avex tracks(2014)

昨年夏にアイドリング!!!へ加入した〈NEO期生〉を中心とする現6人組が、いよいよTIFのステージに。握手会での神対応で人気を集めた後藤郁が6月に卒業し、ちょっぴり寂しくなっちゃいましたけど、そこは持ち前の若さで胸アツなステージを見せてくれるはず! *久保田

 

 

i☆Ris 徒太陽 DIVEIIentertainment(2014)

メンバー全員が声優でもある6人組は、半年ぶりのニュー・シングルを携えてTIFデビュー! 前作“幻想曲WONDERLAND”に続いて永井ルイが作/編曲を手掛けた表題曲は、後期ELOにも通じる分厚いシンセを交えた良質なパワー・ポップ。〈アニサマ〉などの舞台で鍛えられたライヴにも期待を! *北野

 

 

青山☆聖ハチャメチャハイスクール STARTING OVER MovingFactory(2014)

通称は〈メチャハイ〉、2012年の結成以来ライヴで実力を蓄えつつ、この最新シングルではオリコンでデイリー1位を獲得するなど着実に上昇してきた7人組が、満を持してTIFに出場です。キラキラ輝くポジティヴな表題曲は(卒業ソングですが)季節を選ばず現場でも機能すること請け合い! *出嶌

 

 

アップアップガールズ(仮) 全力!Pump UP!!/このメロディを君と T-Palette(2014)

出場は3年連続3回目ながら、それ以上に常連っぽい風格を漂わせているアプガ。両A面で登場するこのニュー・シングルは、アツい季節を睨んでmichitomoが仕上げたパンピンなEDMトラックが7人のフィジカルを最大限に引き出す逸曲に。匹田大智による津軽三味線も効いてます! *出嶌

 

 

ウェザーガールズ Like You ♡ Anyway ポニーキャニオン(2014)

昨年に続いて2回目の出場となる、台湾発のお天気美少女7人組。リリースされたばかりのこちらのニュー・シングルは、恋する乙女のハート模様をカミカオルが描いたエレポップ仕立てのサマー・チューン。爽やかなセクシーさを振り撒くダンス・パフォーマンスにも注目だよ! *久保田

 

 

ウルトラガール 888 SPIRAL(2014)

直球すぎるグループ名が逆に印象的な5人組。SPIRAL軍団から2012年に結成され、メンバーの出入りも経験しながら、この最新シングル発表後の5月には2度目のワンマンも敢行したところ。〈パチパチパチ〉と読ませるキャッチーな表題曲は緩急自在なダンス・サウンドがカッコイイです! *出嶌

 

 

AeLL. 4/4 -YON BUN NO YON- SHINING(2014)

 G級グラビアアイドル篠崎愛らを擁するAeLL.も、今年で4回目のTIF。春にはこのセカンド・アルバムを発表したばかりということで、レパートリーもグンと増えました! しかし、9月をもっての無期活動休止が発表済み……いろんな意味でステージから目が離せない! *久保田