2018年10月のローンチから丸1年で3作品(+レーベル・コンピ3作の計6作品)と、着実なリリースを続けてきた〈Days of Delight〉。このたび同レーベルの第4弾作品として、アルト・サックスの至宝・土岐英史と、土岐バンドのメンバーでもある気鋭のピアニスト・片倉真由子のデュオ作『After Dark』が11月6日(水)にリリースされることが決定した。

『After Dark』ダイジェスト映像
 

アルバムは土岐自身が録音場所として気に入っているという、東京・青山の岡本太郎記念館内にある岡本太郎のアトリエにて、今年6月にレコーディング。収録曲は、土岐のオリジナル曲であり今作のタイトルにもなった“After Dark”とジャズ・スタンダードを盛り込んだ全8曲が収められた。本作について寄せられた、レーベル・プロデューサー平野暁臣からのコメントは下記のとおり。

収録したのは、「枯葉」「黒いオルフェ」「Lover Man」など、ジャズファンに愛されているスタンダード曲と土岐英史の名曲「After Dark」。土岐英史ならではの艶やかで圧倒的な音色と、それを受け止め展開していく片倉真由子のダイナミズム。ふたりが紡ぐ音には、互いへのリスペクトと共演する歓びに満ちています。
偶然を含むさまざまな条件が織りなすことで生まれたこのプロジェクトは、すべてが一期一会。1回限りであるがゆえに、サウンドに特別な臨場感が付与されたのでしょう。土岐英史、そして片倉真由子の新たな1ページをどうぞお楽しみください。

 


INFORMATION

土岐英史+片倉真由子『After Dark』

品番:DOD-004
レーベル:Days of Delight
定価:2,500円+税
発売日:2019年11月6日
JAN:4582530660016
収録曲
1. 枯葉 Autumn Leaves
2. After Dark 
3. How High the Moon
4. Gee Baby Ain't I Good to You
5. Back Home Blues
6. 黒いオルフェ Black Orpheus
7. I Hear a Rhapsody
8. Lover Man ―dedicated to Noboru Shudo
(2019年6月18日、岡本太郎記念館にて録音)

 


PROFILE: 土岐英史(とき ひでふみ)

1950年生まれ。1970年に上京するとすぐに頭角を現し、1975年に初リーダーアルバム『TOKI』を発表。以来、トッププレイヤーとしてジャズ界を牽引しつづけている。自身のバンド活動はもとより、1985年からは山岸潤史とともに〈チキンシャック〉を結成するなど、フュージョンシーンでも活躍。他ジャンルのアーティストにも惜しみなく力を貸し、なかでも30年におよんだ山下達郎バンドでの名演は今も語り草になっている。2018年に〈Days of Delight〉より最新作『Black Eyes』をリリース。

 

PROFILE: 片倉真由子(かたくら まゆこ)

1980年生まれ。洗足学園大学を首席で卒業後、バークリー音楽大学とジュリアード音楽院に学び、ピアノをケニー・バロンに、アンサンブルをカール・アレン、ベン・ウォルフに師事。2006年にはThelonious Monk International Jazz Piano Competitionのセミファイナリストに選出される土岐英史クインテットをはじめ、ファーストコール・ピアニストとして多くのバンドでレギュラーを務める。