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No Buses、ラーメン二郎……意外な交友関係

――アイドルといえば、ミツメのnakayaanさんが推薦コメントで、〈先日ラーメン二郎にいったら「総帥77歳記念Tシャツ発売中!」というチラシが目に入り、ふとアカツカくんに「買った?」なんて連絡したら「僕が制作に一枚噛んでます」的な回答でぶっ飛んだ〉と書いてましたけど、ラーメン二郎とはどういう関係なんですか?

「仲良くしてくださる店員さんが何人かいらっしゃって。ライヴもよく来てくれるんですよ。本当によくしてもらってます」

――その総帥の記念Tシャツを描いたのは、South Penguinのアートワークを手がけてる町田ヒロチカさんなんですよね?

「彼とは学生時代から一緒に二郎に行ってて、いろんな店舗の人と仲良くなったんですよ。記念Tシャツもその縁で描くことになったんです。

元を辿ると町田さんと僕は、いまラーメンYouTuberをやってるススル(SUSURU TV.)と一緒にバンド・サークルに所属していたんですよ。もっと言うと町田さんとススルは高校の同級生だったんです。で、2人の地元の友達が、当時とある二郎でバイトしてて。僕はSUSURU TV.を始める前のススルと毎日の様に一緒に二郎を食べていたので、自然な流れでそのバイト先の二郎にもよく足を運ぶ様になり……そこから交友関係が広がっていった感じですね」

取材当日にアカツカが着ていたのは町田ヒロチカがデザインしたボクサー・ジロリアン陸のオフィシャルTシャツ

――話が濃すぎる(笑)。アカツカくんってモテるでしょう?

「最近はもっぱら男友達としか遊んでないですね。みんなでサウナによく行ってます」

――No Busesの近藤大彗くんとよく行ってるらしいですね。

「そうなんです、明日も一緒に行きますよ。あと熊谷さん(熊谷太起。Group2、Helsinki Lambda Clubなど)と。だから、彼らが服着てるところをあまり見た記憶がないんですよ。〈No Buses(はぁと)〉な姿しか見てないんで」

No Busesの2019年のシングル“Trying Trying”

――(笑)。No Busesとはどうやって知り合ったんですか?

「ライヴを再開して、これからやっていくぞとなったのが去年末で。そのときGroup2と対バンしたら、熊谷さんと仲良くなったんです。僕にとっては久々にライヴハウスで話した人ですね。たまたま同じ靴を履いてたことがきっかけで。で、春に上野公園で一緒に呑んでたら、そこに近藤くんが来たんです。話してみたらお酒も飲まないしタバコも吸わないって言うから、かわええ……と思って」

――それでサウナに連行して(笑)。

「そうそう、身ぐるみひっぺがした感じですね。遊ぶようになったのは最近ですよ。お互いに知らなくて、〈No Buses〉って検索したら動画がすごく再生されてたから仲良くしようと(両手をもみ合わせながら)」

――近藤くんにも取材したことあるけど、シャイな感じじゃないですか。ここが仲良しなのはちょっと意外。

「何にも喋らないんですよ。だから僕は兄貴として、彼のぶんまでいつも喋ってあげるんです。まだ21歳とかなんで。僕にはないものをいっぱい持ってるしいいなって」

――そんなNo Busesも出演する『Y』のリリース・パーティーには、Dos Monosに加えて、yahyelの篠田ミルさん(MIRU SHINODA)もDJで登場するそうですね。

僕はMIRUさんとはまったく面識がなかったんですけど、ニカホくんが古い知り合いみたいで。実は、荘子itさんと僕らを繋げてくれたのもMIRUさんだったんです。リリパなのでそういう縁のある人たちと一緒にやりたくて。そんな優しい人たちの集まりです。優人(やさんちゅ)」

Dos Monosの2019年作『Dos City』収録曲“Agharta”

――South Penguinのライヴはどんな感じになりそうですか?

スタッフ「この間、BASEMENTBARに出たときはNo BusesとGroup2との対バンで、山田さんにサックス吹いてもらって。めちゃくちゃよかったですね。大きいステージになればなるほど映えるなと」

――かつてのSouth Penguinはメロウな感じだったけど。

「あの頃は鈴虫って呼ばれてましたからね。いまはゴリゴリ系です、身体も鍛えさせて。なにせ人数が多いので。前は4人でしたけど編成が変わって。それこそ、BASEMENTBARでは7人でやりましたし」

――リリパも7人?

「一部、荘子itさんのラップも入るので合計8人ですね。もうバチバチですよ。お互いがお互いを蹴落として、誰が生き残るのか。リアル脱出ゲーム……」

――なるほど(笑)。最後になりますけど、何か言い残したことはありますか?

「もっと売れたいですね。人気者になりたいとかより、自分を変えてくれた人たちに届けたいんです。尊敬する人たちと、自分の音楽や活動が何かの形で交わることがあれば何より嬉しいです。それが原動力であり、音楽活動における自分の夢ですね。自分の音楽が街中で流れてほしいとか、日本で大ヒットを飛ばすとかは現状考えられない。ただ、届くべき人には届いてほしいなって。それが今日いちばん言いたかったことです」

 


LIVE INFORMATION
South Penguin “Y” release party.

2019年11月12日(火)東京・渋谷 WWW
開場/開演:18:30/19:30
出演:South Penguin/Dos Monos/No Buses
DJ:MIRU SHINODA
前売り/当日:2,700円/3,200円(いずれもドリンク代別)

■チケットぴあ
Pコード:164-120
電話:0570-02-9999
http://t.pia.jp/

■ローソンチケット
Lコード:73602
http://l-tike.com/

■e+
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WWW店頭でも予約受付中
https://p-vine.jp/news/20190902-180000