Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣が最近トキめいた邦楽曲をレコメンドする毎週火曜日更新の週刊連載〈Mikikiの歌謡日!〉。今週より編集部に鈴木英之介が加わり、また5人でお送りいたします。紹介した楽曲はSpotifyのプレイリストにもまとめているので、併せてお楽しみください。 *Mikiki編集部

★〈Mikikiの歌謡日!〉記事一覧

Spotifyプレイリスト

 


【小峯崇嗣】

aimi ”Show Me”

東京を拠点に活動するR&Bシンガーのaimi(アイミ)のデビューEP『Water Me』より”Show Me”をご紹介。彼女のエレガントかつソウルフルな歌声に一瞬にして心を掴まれました。流麗で煌びやかなサウンドにもついうっとりしてしまう一曲です。

aimiにはTOWER DOORSからメール・インタビュー〈6つの質問〉を行っていますのでぜひ併せてチェックしてみてください。

 

Monkey In Yellow “Heroes”

東京を拠点に活動するMonkey In Yellowが、先週アルバム『Heroes & Villains』を発表。今作も全てGarageBandで制作されたというので驚きです。ひねくれたポップセンスは健在で、よりギター・サウンドに注力したオルタナティヴでローファイなサウンドに仕上がったアルバムです。

今年の2月にTOWER DOORSが彼に行ったメール・インタビューもお見逃しなく。

 

Ryo Makino and The Undertakers “Close My Eyes”

2017年よりソロで活動していたRyo Makinoを中心に、2018年に都内で結成された3人組バンド、Ryo Makino and The Undertakers。今年2月にリリースした『Shooting Star』から”Close My Eyes”をご紹介。USインディー・ファンにはたまらないサウンドではないでしょうか? アコースティック・ギターとウッド・ベースのずっしりとした低音による温かみを持った牧歌的なサウンド。そしてファルセットによる美しい響きの歌声。ホイットニー(Whitney)やウィルコ好きにおすすめです。

 

oozash “顕現(Prod. CARREC)”

ラッパー、oozashの第2段となる楽曲”顕現”を先週リリースしました。今回は、〈和の鉄人〉と称される石川県出身のビートメイカー/DJであるCARRECをプロデュースに招いた楽曲。ソウルやジャズをブレンディングしたスムースなトラックに、エッジのあるクールでドープなフロウがたまらないラップが重なり合った一曲。

oozashには以前メール・インタビューを行っています。ラップを始めたきっかけや影響を受けた音楽などを語ってもらっています。

 

Monthly Mu & New Caledonia “El Sol”

2019年に結成した5人組バンド、Monthly Mu & New Caledoniaが、新曲”El Sol”を先週リリースしました。イントロから海の波のさざめきを想起させる爽やかなサウンドと、ヴォーカルの渋く淡い歌声が響く一曲。ブルースやソウルから影響を受けたグルーヴと、余分な音をそぎ落としミニマルに仕上げたサウンド。それらが絡み合う絶妙な彼ら独特の空気感に驚きを隠せません。

 

【田中亮太】

小山田壮平 “OH MY GOD”

〈駆け抜けた日々の夢を僕は忘れられない/何もない僕を愛してくれた 君がうつむいたとしても〉と過去を抱きしめたうえで、〈ふいに時はとまり 新世界が響く 色とりどりの優しさを包んで〉と今とこれからへの祝福の歌をうたう。クリブス“Men’s Needs”調の着実に歩んでいくようなリズムも愛おしい。なんて晴れ晴れしい帰還! 

 

KONCOS “Bongo Song”

“All This Love”“I Like It”と現行ラップ以降のゴスペル・ソウルに傾倒した2つの楽曲を立て続けにリリースしたKONCOS。次の一手は、なんとエド・バンガ―初期のカルト・クラシックであるゾンガミン“Bongo Song”のカヴァーときました。原曲の野蛮さを醸したトライバル・ビートを継承しつつ、パンピンな鍵盤でオールドスクール・ハウスのムードを加えているところがKONCOSらしい。太一くんのヒップでハウスなDJモードも反映されていそうです。

 

Masayoshi Iimori “Wonky Rave”

Twitchでの楽曲制作配信から生まれたEP『Wonky Rave』の表題曲。展開多めですが、個人的には2分30秒くらいからのレイヴ~初期ビッグ・ビートを思わすスペーシ―でミステリアスなサウンドに〈最高……〉となりました。Iimoriさんがバウアーについて語った記事も公開されていますので、そちらもぜひ。

 

【酒井優考】

m-flo♡chelmico “RUN AWAYS”

ナイスコラボ。MVのセンス最高。

 

Start A People “コロナ子ちゃん”

タイトルで聴かず嫌いしてたら損。

 

ジオラマラジオ『NEWWW』@渋谷WWW 2019年2月19日

昨年、さとうもか(BAND SET)、中村佳穂というすごい顔ぶれと一緒に渋谷WWWでやった際のパフォーマンスが全編公開中。青春。

 

【天野龍太郎】

三浦大知 “Yours”

〈毎日/止まる事なく進んでいく〉〈誰のものでもない 俺の物語/何をどうするか 選び続けたい〉という歌詞は、まさにアーティスト=三浦大知の姿勢そのものでは。トラップやエレクトロを飲み込んだ独自のサウンド・プロダクションと、魂の震えのようなヴォーカル。〈これは人生〉と宣言する覚悟の一曲に、こちらの身も引き締まる。

 

星野源 “折り合い”

ささやかでかわいらしい、小さなソウル・ミュージック。〈可愛げのある危機と/そうじゃない方〉の、2つのせめぎ合い。ミュージック・ビデオに出演しているのは石橋静河さん。そして監督は三宅唱さん! 映画「きみの鳥はうたえる」の組み合わせですね。

 

South Penguin feat. NTsKi “bubbles”

NTsKiと組んだ、ということがまずクールなSouth Penguinの7インチ・シングル。ベースラインが最高すぎる、不穏で不安な妖しいファンク! プロデュースを担ったのは引き続き岡田拓郎。絶好調です。

 

なかむらみなみ “Don’t Worry”

パーティーやライブが日常から失われて、もうずいぶん経つ。〈フロアで吸う空気〉や〈楽屋で馬鹿騒ぎ〉が恋しい。でも、〈Don’t Worry〉。プロデューサーはandrew。

 

C.O.S.A. “May (Losses Freestyle)”

〈テレビが教えてる人の煽り方/人の叩き方 人の潰し方/どうでも良いけど家族の邪魔すれば/政治家 タレント 容赦なく殴ってやる〉。C.O.S.A.の新曲を聴けるだけで、私は感動でちょっと泣いてしまいます。

 

Monkey In Yellow “Streetlights / Shrink World”

新作『Heroes & Villains』(ビーチ・ボーイズ!)をTESTCARD RECORDからリリースしたばかりのMonkey In Yellow。彼らから届けられたのは、喫茶SMiLEでのセッション映像です。レコードでは緻密な音作りが楽しく、そこが魅力なのですが、ライブだと芯のある歌にぐっときますね。渋谷HOMEによる〈FANCLUB〉は、500円からの投げ銭を募っています。

 

ann ihsa “たぶん”

2週間ほど前、本当に偶然出会ったのがann ihsaというバンドでした。この“たぶん”という曲を聴いて、いまにも壊れそうな繊細な歌と詞、バンドのアンサンブルに、強い衝撃を受けました。それからアルバム『shuda shuda』を買って、ひっそりと耳を傾けつづけています。確実にマヘル・シャラル・ハシュ・バズやyumboの系譜にあるバンド。ライブを観てみたい!

 

【鈴木英之介】

岡田拓郎 “Morning Sun”

最新アルバムの冒頭を飾るタイトル曲。フォーク・ロックを基調とつつその枠内に収まらぬゴージャスなコードワークとAORを思わせる甘くシルキーなヴォーカルが、ビッグ・シーフらと共振するような隙間の活かされた音像と見事に調和している。

 

Wool & The Pants “Bottom Of Tokyo”

深くエコーのかかったトラックに乗せ、淡々としかし切々と東京の淵における孤独をつぶやく若者たち。そこには真夜中のマクドナルドにおける物寂しい生のありようを重くダビーな音世界で表現した、かつてのブリアルの姿がオーヴァーラップしてくるようだ。

 

TOWA TEI WITH HANA “MAGIC”

玉城ティナや水原佑果など、みずからの曲に迎える女性ゲストのセレクトの確かさに定評あるテイ・トウワが今回また一人のニュースターを発掘! 肉感的な打ち込みとキュートで洒落たメロディーライン、そしてゲストヴォーカルHANAによる〈MAGIC♪ MAGIC♪〉のリフレインがクセになる中毒性の高い一曲だ。

 

くるり “ダンスミュージック”

トータスを筆頭とするシカゴ音響派の影響を受けながらジャムセッションを重ねて少しずつ形にしていったというこの曲は、ミニマルミュージックやエレクトロなどロック外の要素を取り込んで進化してきたくるりのキャリアにおいても異彩を放っている。