メジャー3作目にして11人体制初のアルバムは2枚組20曲入り、しかもthe telephones、RED in BLUE、超能力戦士ドリアンら初登板組を含めた豪華メンツによる書き下ろし曲が満載。なかでもWANIMA提供の表題曲や大森靖子 × JxSxKによる“無理無理きもい”のポップでエクストリームなパンク魂は話題性以上の成果を上げているし、草野華余子との再タッグ曲“Doubters”での有無を言わせぬ吠えっぷり、晴れやかに未来を歌う“Symphony”のストレートパンチにもグッとくる。荒波を何度となく乗り越えてきた逞しさと結束力が上昇志向に結び付いた、心を超アゲてくれる力作だ。