リー・スクラッチ・ペリーとエイドリアン・シャーウッドがタッグを組み、凄腕ミュージシャンたちと共に制作した最新作『Rainford』がダブ・アルバム化。といってもこの再構築には、ブライアン・イーノやビム・ゴードンを新たにゲストで迎えた他、ガウディをフィーチャーしたヘヴィな“Dream Come True”、ストリングスが感傷的に響く“Above And Beyond”といったオリジナル曲もあり、まるで新作を聴くようだ。注目のイーノ参加曲は、“Makumba Rock”を元にした“Here Come The Warm Dreads”で、アップリフティングで推進力のある原曲を、時空を歪めんばかりに音をグルグルと捻り、三半規管を揺さぶるダブへと昇華。