ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのツアー・ピアニストとしても知られる現代キューバ音楽を代表するロベルト・フォンセカ。インパルスからリリースの前作から3年ぶり最新作はマック・アヴェニューより。キューバン・ジャズの伝統を受け継ぎながらヒップ・ホップを取り入れ、ラテン版グラスパーと称されもした、そのミクスチャー感覚は今作でも健在。元レーベル・メイトかつジャズ・ミクスチャーとしても共通項のあるイブラヒム・マーロフを迎えアラビックな要素も獲得。また、リリカルなピアノトリオサウンドを聴くにジャズ要素も深化しネクスト・レヴェルに突入した感。ジョー・ロヴァーノも参加。