PR
INTERVIEW

CARRY LOOSE『にんげん』聴き手の感情に寄り添うWACKの期待株が待望の初シングルを語る

CARRY LOOSE『にんげん』聴き手の感情に寄り添うWACKの期待株が待望の初シングルを語る

初めてのシングルで表現する、この4人ならではの絶望と期待

 いまや多くのグループを擁するWACKですが、なかでも異色の舵取りで進んでいるのがCARRY LOOSEでしょう。元BiSのパン・ルナリーフィとYUiNA EMPiRE、育成ユニットのWAggから昇格したウルウ・ル、オーディションで加入したユメカ・ナウカナ?の4人が集まって昨年9月に始動し、翌月にT.S.I(SCRAMBLES)プロデュースの『CARRY LOOSE』でアルバム・デビュー。11月には渋谷~熱海間の往復200kmをBiSと競った〈BiS vs CARRY LOOSE対抗駅伝〉を経て、初のワンマン〈ゆるくはこんでください〉を東京・GARRET udagawaで開催しました。12月からは東名阪など常道のエリア以外を回る〈ルーズに場所はずしてみましたツアー〉をスタートし、この1月25日には埼玉でファイナルを迎えたばかり。とはいえ、独特のエモさを帯びた楽曲の出来映えからもわかる通り、ゆる~く事を運んでいるばかりではないはずで……初のシングル“にんげん”リリースを控える4人に話を訊きました。

CARRY LOOSE にんげん T-Palette(2020)

 

たくさんの人が待っててくれた

――まずは2019年の印象深かった思い出から教えてください。

ユメカ・ナウカナ?「私は夜行バスに乗ったことです。CARRY LOOSEに入るまで乗ったことがなかったんですけど、みんなと一緒のネックピローも買ってめっちゃ寝られるようになりました。でも初めのほうは悪夢を見て(笑)」

パン・ルナリーフィ「ツアー初日の移動の時にユメカちゃんがMCの内容で乗る寸前まで悩んでて、寝ながら超デカい声で〈うう~〉って号泣してたんですよ」

ユメカ「迷惑な客ですよね(笑)。夢の中で変な遊園地に連れて行かれそうになって叫んでたんですよ! そしたらホントに声に出ちゃってた。恥ずかしい」

パン「確かに印象的な出来事だよね(笑)」

――YUiNAさんはいかがですか。

YUiNA EMPiRE「やっぱり初めてのワンマンが印象的ですね。駅伝の次の日だったのもあるんですけど、CARRY LOOSEのライヴの空間というものを、思ってた以上にみんな楽しみにしてくれていたんだな、期待してくれてるんだな、って実感できて」

――久しぶりのワンマンでもあったし。

YUiNA「はい。あとは自分がMCでうまく話せなくて、悔しい思いをしたのもあって心に残ってます」

パン「私は10月6日のお披露目(タワレコ渋谷店での初インストア)ですね。YUiNAが言ったのもそうなんですけど、もう忘れられちゃってるかもしれないなって思ってて。けど、そこでたくさんの人が待っててくれて、お客さんがいてくれるありがたさを身に染みて感じました。私はBiSの最初からLIQUIDROOMで、お客さんがたくさんいる状態から始まったから、ずっと人がいないことを知らなくて。なので、こうして続けられていることを改めてもっとちゃんと考えていこうって再確認することができたので、特にお披露目が印象深いです」

ウルウ・ル「私はワンマンの前の駅伝ですね。途中でいろいろあって走る予定じゃなかったところで走ることになって、その時に足がもう終わっちゃってて〈ヤバイ、走れない〉みたいに恐怖心に襲われて、一人でパニクってたら、みんなもボロボロなのに〈私が代わりに走ろうか〉みたいに言ってくれて。その瞬間とかも凄いみんなの優しさを感じたし、しかもユメカちゃんは高いテーピングのやつを私の汚い足に巻いてくれたんですよ」

――高いテーピングを(笑)。

ウル「そのおかげでちょっと楽になって走れて。その出来事は印象に残ってます」

ユメカ「駅伝は大きかった」

ウル「大きいね」

パン「うん。メンバーの仲が縮まったというか、やっぱ24時間以上も一緒にいたから、本性が自然とわかるじゃないですか。それで一気に雰囲気が変わりました。みんな控えめで意見を言えないみたいな感じだったんですけど、それからは思ったことを言い合えるようになって」

ウル「ちょっと気まずい空気になっても結局は直せるし、それでも意見を言えるような仲になれたのは、誰かがっていうより、全体的にそうなったと思います」

――去年の出来事だと、BILLIE IDLE®さんとのツーマンも11月にありましたね。

パン「はい。BILLIE IDLE®さんのライヴを観てみんな感銘を受けて。あと(ファーストサマー)ウイカさんがMCで〈勝手に後継者だと思ってるんで。あとはよろしく〉みたいに言ってくれたんですよ。楽屋挨拶に行った時もそういうことを話してくださって、私たちのめざすべきものがちょっと見えた気がしました。たくさんグループがいるなかで〈CARRY LOOSEらしさ〉がずっとわからなくて、いまもツアーを通して日々探し中なんですけど」

――この記事が出る頃には終わってますけど、今回の〈ルーズに場所はずしてみましたツアー〉ではあまり訪れる機会のない場所も回ってますよね。

パン「私とYUiNAはBiSの時に47都道府県ツアーをやってるんで、もしかしたら全国2周できるかもしれない」

YUiNA「CARRY LOOSEだからそうやって外してツアーできる。特徴的ですよね」

パン「そう、新グループがそうやっていくのって、とても挑戦ですよね? めったに行かない場所だからこそ、そこの人たちにめっちゃ愛されたらいいなって。たくさん回っていって、最後にドーンッて大きく花開けたらって」

 

TOWER DOORS
pagetop