ブルー・ノートでの3作目は、自身にインスピレーションを与えた女性シンガーたちの曲を取り上げたカヴァー集。これまででもっともジャズ色が強く、アヴィシャイ・コーエンやクリス・ポッターら名手の援護も受けてジャジーに彩られた名曲たちを、凛々しく品のある歌声で披露している。憧れのノラ・ジョーンズを迎えたエラ・フィッツジェラルド版“Angel Eyes”や、山崎まさよしと歌うキャロル・キングの名曲(日本盤のみ)にも注目だ。