加藤麻季のソロユニット新作リリース! 多重録音歴約13年というMARK、本作でもミックスまでの工程は全て自身によるもの。どついたるねん、中尾勘二、嶺川貴子らが演奏者として参加。ライヴで飴屋法水と共演する等著名アーティストからの信望も厚い。自身の身近な出来事や日常が飾り気の無い言葉により歌われ、《強くてあたたかいストレンジ》という曲があるが、このタイトルがMARKの世界観を凝縮している様にも感じる。音の混沌とした放り込み具合やコード進行の整合性の取れなさ等、アール・ブリュットの持つ支離滅裂な構図に勝るとも劣らないそのパッションには何かしらのスイッチが入る事必至。