Mrs. GREEN APPLE『5』メジャー・デビューから5年でよりヴァラエティーに富んだ楽曲たちは、まるで〈ミセス劇場〉とでも言うべきひとつのエンターテインメント

2020.07.08

2015年7月8日にミニ・アルバム『Variety』でメジャー・デビューしたMrs. GREEN APPLE。〈5〉年の歳月を通して、メンバー〈5〉人で創り上げてきた、集大成とも言える通算〈5〉枚目のフル・アルバムであり、ベスト・アルバムでもある『5』をリリース。リマスタリングされた15曲に加え、自主制作のミニ・アルバムに収められていた“スターダム”の新録に、 “アボイドノート”“PRESENT (Japanese ver.)”“Theater”の新曲が時系列順に収録されている。

クラッカーでも放つようなサウンドに、〈独りじゃないと否定してくれる貴方を/僕は探すんだ〉と歌う“StaRt”からミセスのメジャー・シーンがスタート。“サママ・フェスティバル!”“青と夏”“ロマンチシズム”ではキラキラとした甘酸っぱさが弾け、“WanteD! WanteD!”“アウフヘーベン”では皮肉を吐いては、リスナーの心に鋭く切り込んでくる。“鯨の唄”や“僕のこと”では、自らの孤独と向き合いつつ、背中に手を置いてくれるような心強い温かさがある。

5年という道のりを歩み、よりヴァラエティーに富んだ楽曲たちは、〈ミセス劇場〉とでも言うべきひとつのエンターテインメントを見ているよう。カラフルな音色とメロディーでラッピングされた、遊び心ある言葉にドキドキワクワク。〈私から貴方へのプレゼント/心から贈るわプレゼント〉と歌う彼らと出会った〈貴方〉へ、愛のつまったプレゼントのような作品だ。

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