ヌビア・ガルシアやビンカー・ゴールディングスのグループ、マカヤ・マクレイヴンの〈ユニバーサル・ビーイングス〉にロンドン勢として参加したシーンを代表するベーシスト、ダニエル・カシミールがシンガー、テス・ハーストと共同名義でアルバム・デビュー。2017年作のEPにはジョー・アーモン・ジョーンズやモーゼス・ボイドが参加していたがテス以外のメンバーを一新、コートニー・パインとも関係の深いベテラン、ロバート・ミッチェルらと流麗でグルーヴィなコンテンポラリー・ジャズを披露。エスペランサにも通じる、自由で美しいフィーリングで飛び回るテスのヴォーカルがとにかく心地よい。