アルゼンチン出身、孤高のボッサ・ギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセナ。デビュー時からヴィニシウス・ヂ・モライスに賞賛されたギターテクニックとその奥ゆかしいサウンドで、彼のソロ作には非常に素晴らしい作品が多い。そして、ECMレーベルでのソロ諸作や、エグベルト・ジスモンチ、パット・メセニーらとの共演盤で知られる世界的パーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロス。そんな2人の天才の、キャリア最初期の共演盤が復刻。事前のアレンジなしでほぼ即興という全4曲。物静かだが生々しいエネルギーが伝わる演奏の、張り詰めた緊張感が心地よい。