今年3月にデビュー作の『Vernal Equinox』のリマスタリング盤を発売したミニマリズム、アンビエントの巨匠・ジョン・ハッセルの新作がリリース。オリジナル・アルバムは2年を経ての発売になるが、前作に引き続き〈Pentimento〉(修正により見えなくなっていた元の画像が見えるようになる)シリーズの作品になる。ジョン・ハッセルといえば、ブライアン・イーノとの共演アルバム『第四世界の鼓動』で有名になった〈第四世界〉という音楽概念が有名だが、世界中の民族音楽のスタイルとエレクトロニック・サウンドを融合させたサウンドは本作でも健在だ。