今年の7月には突如ミックステープ『88』を配信するなど、その動きから目が離せない鬼才による通算6作目のオリジナル・アルバム。先行カットの“Walking Flames”など3曲に迎えたサンファをはじめ、ゼラやオーラT-09、クリステル・ウェルらフレッシュな顔ぶれの客演勢と織り成す美しくも儚げな楽曲群は、エレクトロニック・ミュージックの体裁を保ちながらも、ある種の強烈な作家性を感じさせる。やはり唯一無二。