ベナン出身のギタリスト、リオネル・ルエケ。BNオールスターズに選ばれ、現在のハービー・ハンコック・グループのメンバーとして活躍している(このバンドでのアルバムが聴きたい……)ことから名実とも現代ジャズ最高峰ギタリストとして異論ないだろう。エディションからのリリース第二弾はほぼアコースティック・ギターと声によるHHつまりハービー・ハンコック集なソロ。西瓜売りの男や処女航海などハービーの代表曲をエッジーなカッティングや美しい音響で聴かせる。得意のエフェクト使いは控えめに(ロックイットでは駆使してますが)することでギタリストとして生身の天才性を味わうことができる。