人気占い師〈ラブちゃん〉ことLove Me Doさんが、陰陽五行論に基づいた今月のおすすめMUSICをご紹介します。

PROFILE:Love Me Do
占い師、風水師、占星術師。「当たり過ぎる占い師」として占い界隈で話題の人。4月5日に「幸せを運ぶ10の龍の育て方 手のひらで龍を覚醒させよう」を発売! Twitter▶@lovemedo_uranai

 

今月は壬辰 個性を大切にして、自分らしくいられる場所に旅するのもアリ!

2021年4月の干支は〈壬辰(みずのえのたつ)〉です。〈壬〉と5月の干支〈癸巳(みずのとのみ)〉の〈癸〉は共に水を表しますが、壬は陽の水、癸は陰の水とイメージしてください。壬は川や海を表し、川から流れる水が様々な情報を持って、海、大海に集まってくるという意味合いを持ちます。このことから、情報の模倣、旅、海外旅行などのキーワードがあり、また、〈水は方円の器に随う〉と言われどんな形にもなることから、〈変われる〉〈個性〉という意味も。〈辰〉は大地、川底を表します。辰にてへんを付けると〈振〉になり〈振動〉の漢字に。大地の下、川底でうごめいているなまずだったり、辰は十二支のひとつ〈龍〉なので龍というキーワードも。また、水の神様である龍神は、水や川と深い関わりがあります。

 

運気アップには〈イメージを膨らませて〉みよう!

〈壬〉の持つ水はどんな形にもなると説明しましたが、これは、夢やイメージ、想像の世界、アニメーションといったキーワードにも繋がります。〈形がないものだからこそ自分で想像して膨らませて形を作っていく〉ことを意識してみて。

 

今月のオススメ楽曲!

●藤井風 “旅路”

〈忘れるね〉〈忘れてね〉〈忘れたり〉の歌詞が、水の流れを表現し、〈旅は続く〉という歌詞も、川から海に水が流れていく、旅がテーマの壬辰にぴったり。そしてジャケット写真も海! 以前の連載でも紹介しましたが、2020年12月22日に、社会全体に大きな変化が起こると言われる〈グレートコンジャンクション〉が発生。これまでの〈土の時代〉から〈風の時代〉へと突入したことで、名前に風の漢字が使われている藤井風さんには今後も注目していきたいです!

 

●天野春子(小泉今日子)“潮騒のメモリー”

タイトルの〈潮騒〉から壬の持つ海のイメージに繋がります。“潮騒のメモリー”はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で使われた楽曲で、「あまちゃん」の舞台は東北(岩手県久慈市)でした。2011年に東北地方を中心に東日本大震災が起きましたが、〈壬辰〉の〈辰〉が持つ振動のキーワードが津波に繋がります。2021年3月11日が東日本大震災から丸10年ということで、〈震災を忘れない〉の意味も込めて選曲しました。

 

●Rin音 “snow jam”

夢でいろいろ好きな人のことを考えているんだけど、〈あって言われたいから会いに行くのさ〉〈バカでもいいこの思いは伝えたいから〉といったフレーズから、恋愛の流れに乗る、というか、自分らしく恋愛の旅に出る、みたいな捉え方ができます。タイトルのsnow=雪で、雪は溶けて水になるので、水や川、海を表している〈壬辰〉のおすすめ楽曲にピックアップ。個人的にはこの楽曲になぜ“snow jam”というタイトルを付けたのかご本人に聞いてみたいですね。

 

●斉藤由貴 “悲しみよこんにちは”

アニメ「めぞん一刻」の主題歌だった“悲しみよこんにちは”。サビの〈平気 涙が乾いた跡には 夢への扉があるの〉の歌詞から、〈全部水に流していこう〉という解釈ができます。過去(川の上流)の苦しかったり辛かったりした思い出を流していくことで幸せや夢(大海)へと繋がる……。曲調も明るくて春っぽくて4月にぴったりの1曲だと思います。

 

●森川美穂 “ブルーウォーター”

テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」のオープニングテーマだった曲です。楽曲タイトルに水、アニメのタイトルに海のワードが入り、明るい曲調と、〈いっぱいの未来〉という歌詞から、新しい世界=広い大海へと向かっていくポジティヴさが伝わってきます。開運できる一曲だと思います。

 

●ANIMETAL USA “魔訶不思議アドベンチャー!”

日本のアニメソングをヘヴィメタル風にアレンジしているバンド、ANIMETAL USAのファースト・アルバム『アニメタルUSA』に収録されています。4月は辰の月で、〈龍〉を感じることで幸せを掴めます。そこで、龍→神龍→「ドラゴンボール」の流れで選曲しました。イントロのギターから、荒々しい〈龍〉っぽさを感じさせてくれます。龍のパワーを感じて運気を高めましょう!

 

●Space(スペース)“Neighbourhood”

リリース当時、〈世界一ダサい曲〉という謳い文句で紹介されていた記憶があります。2020年にも英ラジオ局Radio Xによって〈ブリットポップ・バンドのダサいアルバム・ジャケ×11枚〉に選ばれています。〈壬辰〉には個性というキーワードがありますが、このような謳い文句を使ったり、楽曲自体にも他のバンドにはない個性を感じたりしたので選曲しました。

 

●矢野絢子 “てろてろ”

〈知らない所に行きたいな〉から始まり、すぐに〈嘘だよ本当は ここに居たい ここに居たいんだ〉という相反する歌詞が続きます。〈壬辰〉には、旅、変われるなどのキーワードがありますが、旅に出たい、新しい場所に飛び出したい、変わりたいと思う一方で、それがなかなか実現できないことも。人間は陰陽のバランスを取ることで成り立っています。行動に移したい変わりたいけどそれができないタイプの人は、今の自分の気持ちを代弁してくれるような曲を聴くと心が落ち着くかもしれません。