前回更新から約2か月。すっかり更新が滞っております。すみません。
というお詫びもほどほどに、先日の8月2日と3日に東京お台場で行われたアイドルイベント、TOKYO IDOL FESTIVALTIF)の話などを少々。ちょいと時間が経ってしまっており記憶が定かではない部分もありますが(笑)。

本イベントは毎年参加するアイドルの数が増え続け、今年は主催者発表で138組だそうで。いやぁ、すごい数のアイドルがいるもんですねぇ。ここにはシーンを牽引しているAKB48モーニング娘。などは出演してないわけで、日本にはいったいいくつのアイドルが存在するのでしょうか?まったく想像もつきません。

生まれては消える淘汰の厳しい世界。その中で自分を見つけてもらうために、必死にパフォーマンスする姿は、観るものの心を打ちますね。当日、全部のアイドルをチェックすることは叶わなかったのですが、拝見した中で気になったグループをいくつかご紹介しますね。

まずはGALETTe*。主な活動拠点は九州になりますが、最近はメンバーがテレビ東京の番組に出演したり、少しずつ全国区に活動フィールドを伸ばしつつあります。九州はHKT48LinQをはじめ、たくさんのアイドルが群雄割拠する激戦区ですから、そこから抜け出してくるだけでも大変です。故に、ここしばらくのGALETTe*の快進撃には、それに見合うキチンとした理由があるわけですよ。メンバーは元HKT48やCQC'sChimoなどですから、ルックス的にもパフォーマンス的にも文句なし。カワイイデス! そこに乗っかる音楽がまた素晴らしい! 3rdシングルのタイトル曲は、かのSPEEDを手掛けた伊秩弘将氏ですし、カップリングはグル―ヴィーなサウンドを得意とする筑田浩志氏。CQC'sや東京女子流が好きな人なら間違いないディスコサウンドです。彼女たちの標榜するアイドルファンクには欠かせない存在ですね。このシングルは本当に名盤だと思います! ライブでの弾けるようなダンスや笑顔の殺傷能力はハンパないっす。必見ですよ!

 

お次は、今回のTIFでイチバン笑顔にしてもらった素敵なグループ、ORANCHE(オレンチェ)。静岡を本拠地とするアイドルですが、その誕生は古く、Wikiによりますと2003年結成だそうです。メンバーに入れ替わりはあるものの、ローカルアイドルとしてはNegicco並みのキャリアを誇ります。恥ずかしいことに私、初見でした。しかし、その軽妙なトーク、そして抜群の歌唱力と、アイドルと一口ではくくれない音楽性の広さは、やはりベテランの貫禄。歌い上げるヴィブラートの美しさは、すでにアイドルのそれではありませんね(笑)。ムード歌謡の名曲“熱海愛再び”から、アイドルが一番アイドルらしかった80年代のアイドルソングを彷彿とさせる“釣りガール”などの振り幅は唯一無二。時代を超越する〈アイドルとしての普遍性〉を教わった気がします。私はイッパツでノックアウトされました。ちなみに“釣りガール”で見せるラインダンスの足はNegiccoより上がってました(笑)。

 

さて、先を急ぎましょう。ご存知の方も多いかと思います。クルミクロニクル。私はアルバム発売直後から愛聴しておりましたが、ライブはこちらも初見でした。誠にもって不勉強で…。とにかく、そのステージングを観て、そこはかとなく漂う本人の気恥ずかしさ感とでもいいましょうか、それは観ていてキュンキュンしてしまいますね。衣装も私服だそうで(Wiki情報)。それもまた新鮮で(笑)。楽曲はEDM的なダンスミュージックでありながら、その飾り気のなさから感じるギャップ、攻め攻めの曲なのに、とても癒さるという不思議な体験をさせていただきました。もう少し長いステージを拝見したいかな。

 

だいぶ長くなってしまったので、次でラストということで。プラニメ。こちらもすでに多くの方がご存知かも知れませんね。デビューシングルの発売は来月の9月30日であるにも関わらず話題的には十分浸透している感じがします。それもそのはず、カミヤサキ(元BiS)と、ミズタマリいずこねこ)の2人組ですからね。認知度はデビュー前から十分ですね。私がそのステージを観て最初に思ったのはアートワークの秀逸さ。BiSにせよ、いずこねこにせよ、他とは違うセンスを感じさせてくれるのが魅力の一つだったと思います。衣装は赤と青を基調しながらも他の色も上手に使っていてとてもオシャレ。恰好よかったっす。楽曲はバスドラがガンガンに鳴り響くクラブチューンで、盛り上がることは間違いなし! 個人的にもDJで掛けてみたいと思いました。まだ持ち曲が少ないので、これからどう進化するか、非常に楽しみなグループです。目が離せないですね。

 

しかし、アイドルは深いですね。ある意味、音楽もファッションもキャラクター性も一番混沌としていて、スタンダードがないシーン。だからこそ、常に模索、進化、淘汰があり、そこにドラマがある。いろんなドキュメンタリーを身近で拝見しているような気すらします。これからも不勉強ながら、ちょっとずつでも追いかけてみたいと思いました。

p.s.
しかし、アイドルはリリースされるCDCD-Rが多くて、追いかけるの、大変ですね。地方モノだとなかなか売ってなかったりもするし。ライターやヲタの方々の研究熱心さには素直に頭が下がりますよ…。