ZEUS『ZEUS』NONA REEVES奥田健介がソロ初作で魅せる、洒脱な作曲センスと思いがけず爽やかな歌声

2021.04.26

NONA REEVESのギタリスト、奥田健介によるソロ・プロジェクトのファースト・アルバム。BONNIE PINKやコレサワら豪華ゲストが参加するなか、一十三十一をフィーチャーした憂いのある歌謡ポップ“それは、ウェンズデー”、Dos Monosの没 a.k.a NGSによるワイルドなラップがインパクト抜群に轟く“Dogs”などでは、持ち前の洒脱な作曲センスが存分に輝いている。一方で、小気味良いサウンドに乗せて自身がヴォーカルを務めた“ホライズン”をはじめ、シンガーとしての魅力を感じさせる楽曲も揃っていて、意外性と共にこの爽やかな声にこそ虜になってしまう人が多いはず。ダウナーで切実なトーンに耳を奪われる“ごめんね”、入江陽が歌うコロナ禍を慰めるようなネオ・ソウル“マスク”もいい。

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