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今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6!

Juice=Juice 『DOWN TOWN/がんばれないよ』 hachama(2021)

昨年4月加入の井上玲音がついに初参加したシングルは、転機を経た7人での最初の一枚に。シュガー・ベイブのカヴァー“DOWN TOWN”も軽快ですが、各人の熱唱を刻んだスロウ“がんばれないよ”が時流にハマる歌詞も含めて圧巻。山崎あおい×KOUGAという“微炭酸”コンビのいい仕事です。

 

≠ME 『超特急 ≠ME行き』 キング(2021)

=LOVEの姉妹グループによる待望のメジャー・デビュー作は、これまで配信や=LOVEのカップリングで出してあきた曲を網羅して新曲も加え、ミニ・アルバムとはいえ実の詰まった内容に。バグベアを起用した48~坂道系からK-Pop調まで全方位型の明快な内容になっており、プロデュースする指原莉乃の美意識も窺えます。バラード“空白の花”など佳曲が多い!

 

星歴13夜 『MythEpoc』 コドモメンタルINC.(2021)

ソロ曲集『アカシックレコード』を経て新体制に移行するなかでのセカンド・アルバムは、昨年から順調に重ねてきたシングル群に加えて新曲も山盛りの充実作。めまぐるしい“Shilly Shally”などフューチャー・ベースやエレポップ、哀愁ユーロなど夢心地で儚いグループの色味に沿った夜行性のダンス・トラックが並んでいます。5人体制の集大成とも言える好盤でしょう!

 

ピューパ!! 『TEAM PUPA』 TEAM PUPA(2021)

フューチャー・ベースやポスト・ロックを取り込んだ楽曲で支持されてきた〈みんなで育てるサナギ系アイドル〉が、全国流通のミニ・アルバムを完成。昨年の『ハナコトバ』を手掛けたnakachiをはじめ、初期曲を支えた作家陣も集結し、穏やかなピアノや電子音に映える素朴な歌唱が実にリリカルです。

 

FES☆TIVE 『人類! WE ARE ONENESS!』 徳間ジャパン(2021)

3月にキャリアのある3名を加えたばかりのお祭り系ユニットが新8人体制で初のシングルを発表! 大きなメッセージをブチ上げる表題曲は、手の合った玉屋2060%ならではの劇的なアッパー・チューン。IMAKISASA作の“薄紅恋歌”、再録の“シダレヤナギ 2021”などタイプ別のカップリングも良好です。

 

SUMMER ROCKET 『THE MUSIC INTO SUMMER』 Endless Summer(2021)

今年1月に5人組として新生した〈永遠の夏休みを歌うアイドル・グループ〉の初ミニ・アルバムがタワレコでも流通をスタートしました。永原真夏のペンによる名曲“フォーマルハウト”や疾走感のある清純ソカ“八月のミーティア”がグッとくる感じ。シバノソウ作の“さよなら世界”など過去曲の新録もあり、爽やかさと儚さを帯びたピュアな歌声が快い7曲入りです!