中井りかの卒業を晴れやかに飾るNGT48のニュー・シングルが登場!
季節が夏であろうと卒業があるのはこのシーンの常……ということで、2015年のグループ結成からNGT48の1期生として類稀な存在感を発揮してきた中井りかがこの8月でグループを巣立つことになりました。2017年のデビュー・シングル“青春時計”で堂々のセンターを務めた彼女は、その前年からAKB48のシングル選抜メンバーに抜擢されるなど、グループの顔として率直なキャラクターで支持を獲得。「青春高校3年C組」のサブMCを務めるなど全国区のバラエティ番組などでも活躍の場を拡げていきました。近年は後輩に慕われる先輩としての顔も見せながらグループの活動を牽引してきましたが、今年4月の“青春時計”リリース6周年イベントにおいて卒業を発表、この8月に卒業を迎えたというわけです。
そんなタイミングで届いたNGT48の通算9枚目のシングルが“あのさ、いや別に…”。中井が参加する最後の楽曲ということで彼女が“青春時計”以来となるシングルでのセンターを担当し、選抜ではなくリリース時の在籍メンバー全員でのパフォーマンスになっているのもセレモニー感を盛り上げるポイントでしょう。幼馴染との別離を描く歌詞は卒業ソングとして直球の内容ではありつつもそこにウェットさはなく、UNIONEのYUUKI SANOが作曲を、野口大志が編曲を手掛けた賑やかでアッパーな仕上がりは、あくまでも明るくそれぞれの晴れやかな未来を願うかのようです。なお、MVのプロデュースは中井と親交の深い小籔千豊が手掛けていて、総勢で送るかわいいダンス・シーンやコミカルな演出も挿みつつ、時計の針音の響くラストのカットが深い感慨を残すことでしょう。
また、カップリングはタイプ別に用意されていて、Type-Aには花火をモチーフにした哀愁味の漂う夏ソング“僕はもう少年ではなくなった”を収録。一方のType-Bに収録の“角田浜にて”は地元の角田浜での海水浴をテーマに初々しい恋を描いたもので、こちらは昨年6月に加入が発表された3期生メンバーの歌唱曲。フレッシュに続いていくグループの前途にも期待しましょう!
NGT48の近作を紹介。
左から、2022年のアルバム『未完成の未来』、2022年のシングル“渡り鳥たちに空は見えない”(ユニバーサル)