〈冠波心掴〉を掲げた強力なニュー・シングルが出たよ!
5周年を迎えたQUEENSが、2023年の暮れに1年3か月ぶりとなる待望のニュー・シングルをいよいよリリース! QUEENSといえば2018年に結成され、メンバーのNANAMIが多くの楽曲制作を、MAHOが振付の制作を行うなど、リーダーのURUMUを流心とするメンバー主導のセルフ・プロデュース方式で動いてきたグループです。2022年4月にMUSIC@NOTEから“mediQ”をリリース後、6月にAYAとHIKARUが加入して現在の7人体制に移行し、9月に“Lillight”をリリース。それからおよそ1年半、試行錯誤しながらも独創的な活動を続けてきた彼女たちですが、去る11月からは〈次のステージに進むための挑戦〉というテーマを掲げて東名阪でのフリーライヴを〈無銭3都大都市ツアー「冠波心掴」〉として開催。そんな攻めのタイミングで届いたのがMUSIC@NOTEでは3枚目となる今回のシングル『冠波心掴』*です。
※シングル『冠波心掴』は2023年12月26日(火)から2024年1月16日(火)にリリース日が変更となりました
ツアー名にも掲げられたその冠波心掴(カンパシンカク)という四字熟語はグループの決意表明を表した造語だそうで、冠(QUEENSのこと)、波(新たな波を起こすこと)、心(ファンの心を動かすこと)、掴(未来を掴むこと)という意味を含ませて彼女たちが考案したもの。つまり、『冠波心掴』と題されたシングルにはそうした思いがそのままパッケージされているというわけです。
そんなシングルは録り下ろしの新曲“WAVE”に、すでに配信リリースされている人気曲“Bullet”と“ANNIVERSARY”を加えた3曲入り。なかでもやはり最注目はNANAMIが作詞、ISAKICKと村カワ基成が作曲、キタムラチカラが編曲した新曲“WAVE”で、これはストレートなロック、ラップを絡めたヒップホップ、EDMテイストのダンス・ミュージックという、彼女たちがこれまで披露してきたレパートリーの曲調やテイストをそれぞれ巧妙に落とし込み、1曲の中に3曲が盛り込まれたような仕上がりになっています。そうした試みがトリッキーな感じではなくエキサイティングな楽曲性に昇華されているのは、多彩なスタイルの楽曲に逞しく取り組んできた彼女たちならではでしょう。
もちろん他の2曲も強力で、壮大なイントロから気持ちの入る“Bullet”はNANAMIが作詞/大熊猫が作曲したアグレッシヴなメタルコア・チューン。暴れるドラムと重厚なシンセに食らいつくエモーショナルな個々の歌歌いっぷりにブチ上がりたい一曲です。そして3曲め、慎之甫による“ANNIVERSARY”は結成5周年のお祝いとして2023年1月に配信された陽気に弾けるパーティー・チューン(個性のはっきり出たMVも必見です!)。
この充実の一作をもって、この先のQUEENSがどのように冠波心掴を推し進めていくのか、新年からの7人の動きにもますます期待したくなるところですね!
QUEENSの2022年のシングル。
左から、“mediQ”“Lillight”(共にMUSIC@NOTE)